よみがえれ!シーボルトの日本博物館

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  • サイズ A4判/ページ数 261p/高さ 30cm
  • 商品コード 9784861525605
  • NDC分類 708
  • Cコード C0021

内容説明

ジャポニスムよりも、万国博覧会よりも早く、世界に先駆けて日本を紹介したシーボルト。新発見資料をもとにシーボルトが企画した「日本展示」を再現し、その視点と目的を検証する。

目次

第1章 日本に魅せられた男、シーボルト(シーボルトの生い立ちと日本行き;シーボルトのフィールドワーク ほか)
第2章 シーボルトの日本研究(鳴滝塾と門人たち;シーボルト『日本』の刊行 ほか)
第3章 シーボルトの日本展示と民族学博物館構想(ライデンにおける展示;アムステルダムにおける展示 ほか)
第4章 ようこそシーボルトの日本博物館へ(アムステルダム展示の再現;シーボルト最後の日本展示―アレクサンダー目録でよみがえるミュンヘンの日本博物館 ほか)
第5章 日本研究者シーボルトの最期(再渡来のための最後の挑戦)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

247
シーボルトが最初に来日したのが1823年、彼が27歳の時であった。以後28年まで足掛け5年間を長崎の出島で過ごす。1859年にも再来日を果たすが、この時は約2年くらい日本にいた。本書はシーボルトがその間に収集した日本に関するコレクションを中心に編集したもの。実に様々なものを集めているが、まずは絵画、そして日本地図。さらには漆器をはじめとした工芸品。そして、着物と陶磁器などであ る。シーボルトは、これらをライデンはじめヨーロッパ各地で展示していたようだ。パリ万博以前なので、最初の日本産品の展示である。2024/11/17

kaz

1
日本博物館開設に向けたシーボルトの取り組みそのものも興味深いが、まずはそのコレクションに圧倒される。特に漆器はすばらしい。他の美術品や工芸品等と合わせ、江戸時代の人々の風俗・習慣もうかがわれる。中には当時は相応の身分の人であれば当たり前のように所有していたものもあるのかもしれないが、今では限られた博物館にでも行かないと接することのできないものも多いのではないだろうか。 2016/12/04

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