内容説明
良質な玩具を扱い続けるアトリエニキティキが４５年にわたり、日本の子どもたちに届けてきたヨーロッパの玩具を美しいビジュアルでご紹介。心に残る１７組のトイメーカーの活動と、トイデザインの歴史を一冊にまとめました。また、玩具デザインにまつわる多彩な方々からのエッセイや論考を掲載。玩具デザインの決定版です。
目次
Ｔｏｙｍａｋｅｒｓ ｏｆ Ｅｕｒｏｐｅ ヨーロッパのトイメーカー（ＮＡＥＦ ネフ；ＫＥＬＬＥＲ ケラー；ＤＵＳＹＭＡ デュシマ；ＪＵＳＳＩＬＡ ユシラ；ＡＬＢＩＳＢＲＵＮＮ アルビスブラン ほか）
Ｅｓｓａｙｓ ａｎｄ Ｄｉｓｃｕｓｓｉｏｎｓ エッセイ・論考（「知育玩具、ニキティキから広がる世界」…小柳帝（編集者・ライター）
「ネフのデザイン」…林裕輔（ＤＲＩＬＬ ＤＥＳＩＧＮ）
「保育の現場から」…吉本和子（久々知おもと保育園園長）
「遊びと創造を育む遊具」…及部克人（武蔵野美術大学名誉教授）
「アトリエニキティキと目黒区美術館―豊かな遊びをとおして共有する思考」…降旗千賀子（目黒区美術館学芸員） ほか）
Ａｔｅｌｉｅｒ Ｎｉｋｉ Ｔｉｋｉ Ａｃｔｉｖｉｔｉｅｓ ａｎｄ Ｈｉｓｔｏｒｙ アトリエニキティキの活動
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リコリス
32
木のおもちゃはカラフルなのに温かみがあってやっぱりいい。ビー玉を転がすおもちゃは子供たちも大好きだった。うちにもあった木の動物やパズルどこにいっちゃったかなぁ。2018/03/17
ybhkr
1
普段、派手なキャラクターものやデコラティブな玩具を好んでいるので新鮮だった。わたしは玩具って子供にとってアルバムみたいなものなんじゃないかと感じているので著者みたいな考え方は大人のエゴに思える。著者は流行りのみんなが持っていて欲しくて仕方ない玩具を手にした喜びを知らないから、大人が思う素敵でお洒落な玩具最高！みたいになっちゃうのかな。こういうのは保育園や幼稚園、児童館にあるのは楽しいけど個人で持つには自我が芽生えた子供には酷なんじゃ。はやりの物を持っている上でこちらを選ぶならともかく。 2016/08/16
の
1
ヨーロッパの玩具を販売するアトリエ・ニキティキが、製品に秘められた工夫や安全性・デザイナーの歴史などを紹介した本。子供が知育玩具として扱う上で、何を製品に付与すれば良いのか。どの玩具も子供のイマジネーションを刺激するため、取り扱いやすいシンプルさ、分かりやすいカラーリングを基本としつつ、大人でも解くのが難しいような図形や立方体の組み合わせ。木製玩具ならではのぬくもりと、それを大量生産時代でやる場合の困難との歯がゆさ。どのおもちゃも、子どもに笑顔と豊かな心をもたらしたい一心で作っているのが伝わってきます。2016/02/24
