内容説明
前著『まばたきとはばたき』以降ますます深まる思考の軌跡を書下ろしエッセイとともに構成する最新作品集。
目次
遊具の透視法
近所の地球
時間の見方
水のかたち木のかたち
空気の庭
からだの道具
地球をひらく
未来の見立て
水戸芸術館現代美術ギャラリー鈴木康広展「近所の地球」
著者等紹介
鈴木康広[スズキヤスヒロ]
1979静岡県浜松市生まれ。2001東京造形大学デザイン学科卒業。2002東京大学先端科学技術研究センター岩井研究室特任助手。2006東京大学先端科学技術研究センター廣瀬・谷川研究室特任助教。2010東京大学先端科学技術研究センター中邑研究室特任研究員(2010)、助教(2011)、客員研究員(2013‐)。2013武蔵野美術大学空間演出デザイン学科専任講師、准教授(2015‐)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kumiko
30
空気の人、すごい!大気の人はシュール(笑)あんなのが空港に浮いていたら、さぞかし外国からの観光客は度肝を抜かれるだろう。どれも、普通の人が思いつく物の一歩先を行くものばかり。脳味噌が柔らかいんだろうなあ〜。2017/04/25
ぼりちゃん(旧 aiaimo`olelo)
24
絵本『ぼくのにゃんた』をきっかけに知った人気アーティスト鈴木康広さんの『近所の地球展』作品集。身近なモノや感覚への素朴な思いから、見えない世界への意識を喚起させる鈴木さんの澄んだアイディアには感銘をうけます。特に、水に浮かべると実際の日本列島の向きを教えてくれる「日本列島の方位磁針」。最小限まで縮少したナビを表示させながら車を走らせると、ちょっとハンドルを動かしただけでグルンと大きく動く日本列島を見て感覚が狂うような、そんなスケールが大きすぎてつかみきれない現実をリアルに見せてくれます。読友さんの紹介で2020/12/09
ロア
20
たくさんの驚きとにっこりが詰まった一冊。鈴木さんは、誰も発見していなかった宝ものを次々見つけ出す天才ですね。空中をふわふわ漂う羽根の人が好き♡(*´Д`*)2018/03/04
遠い日
15
ひらめきをひらめきのままに自在にカタチにする。どう見るのか。どう広がるのか。おもしろいのは、それ自身完結(完成?)していながら、また次の何かに繋がっていくような蠢きを感じること。「器の人」「地球の中心を指すコップ」「大気のグラス」、いえ……、全部好きです。圧倒されます。実際にこの目で作品を見たい!触れたい!2017/02/03
tomatobook
4
ものの捉え方と発想力が果てしない。鈴木ワールド全開、やっぱり好きです。ここ/そこの判子。りんごの天体観測。アート展で《大きな空気の人》をかついて散歩!参加したかった!屋根のベンチ。やっぱり実物を空から見たいファスナーの船。どの作品もワクワク心躍る2018/06/18
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- 和書
- なるほど新島襄