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内容説明
日本文化史に脈々と表されてきた“少女”について考える。浮世絵、近代美人画、マンガ、アニメ、現代美術…掲載作家総勢100名超!
目次
「美少女の美術史」展企画者座談会
楽しんじゃおう!
アイドル&ヒロイン
うつくしきもの、それは少女
少女の一生
ガールの誕生―少女文化・戦前篇
ガールの継承―少女文化・戦後篇
お部屋で/お庭で
音楽少女
見立の文化とコスチュームプレイ
駆けだす少女
魔法少女と変身願望
クールビューティー
観用少女と、見つめ返す少女
真昼の夢
祈りと神秘
乙女の憂い
新作アニメーション《女生徒》
少女をめぐる3つのエッセイ
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒロミ
42
表紙ほどにサブカルど直球な本でもなく、至って真面目な美術書。世に美人画展は数あれど「美少女画」というジャンルが確立されていないのは何故かと企画された展覧会から出来た本らしい。日本の少女を扱った絵は現代の萌え絵に至るまで多幸的、ユートピア的であるのに何故少年ではダメなのだろうか?など未だ答えの出ない考察も含めて興味深い面白い本だった。美少女画の図版も満載。2017/02/25
Koning
24
地方美術館3館が協力して面白い展示をやろうという企画の第2弾の図録ということだそうで、表紙カヴァーの人の作品を見ておくとうーんてな感じだけど(美大行って漫画家目指してたけど挫折して的なストーリーが浮かぶとこが困る)春信あたりから中原淳一に内藤ルネ、水森亜土といったあたりを経由してのミンキーモモに初音ミク、そしてあじまと(笑)。こういうテーマで見直してみるってのもアリではあります。で、別の方が書いてるように確かに写真がオミットされてるのが(まぁ児ポがあるからなー)片手落ち。2015/06/16
非日常口
12
表紙で損する典型。浮世絵から萌えキャラまで日本古今の資料を集めてまとめている。2014/08/05
getsuki
5
図録として購入。表紙は人を選びそうなんだけどカバー下が笠森お仙……なんだろう、このギャップ。浮世絵からミクさんまで「美少女とは」を大真面目に考えたのが伺われるラインナップが素敵。美術展も良かったです。2014/10/02
Amano Ryota
5
目を引く書名、あざとい表紙、オマケにご丁寧なビニールまで、まるで一見さんに読まれることを拒むかのような鉄壁の守り、これが美少女なのか!?と思ったかどうかはさておいて。流石に喫茶店でそのまま読むのは憚られたので、そっとカバーを外すと…。江戸時代の茶店アイドルお仙さんが表紙の地味な装いに。出版社さん、こんな優しさはいらないですよ。中身は、書名と装丁の近寄りがたさに比べて至極真っ当。少女を題材にした近現代の作品が、カテゴリー別に配置されていて、そういう観点から見る少女作品が面白い。展示に行きたくなるのが難点か。2014/09/30