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目次
「さくら」と日本人
図版
作家略歴・作品解説
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かごめ
15
木花開耶比売の木花というのは桜ということだが、その美しさ華やかさそして散りゆく定め、文学にも美術にも描かれてきた。本書は日本画の画集でワインを片手に春の宵を楽しませていただいた。咲いている花の絵を見ていると、耽美の針が振り切れて散りゆく様が見えてくる。美女のほほえみも小野小町の髑髏がのぞくようにも思える。 酔いのせいなのだろうか。 邇邇芸命が 石長比売も娶れば 桜は万年桜になったのだろうか。それも興ざめである。2017/04/08
belle
5
今年のお花見の締めに図書館の桜特集棚より。日本画の錚々たる大家たちの作品が並ぶ。村上華岳「夜桜之図」には近世風俗の民衆が楽し気に連なる。加山又造「夜桜」の篝火が妖しい。他にも好みの絵がいくつもあった。地上ではまだ名残りの桜も眺められそうだ。そして返却期限ぎりぎりまで、何度も描かれた「桜」を愛でたいと思う。2019/04/20
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