内容説明
江戸時代初期の創業以来、約四〇〇年の歴史を誇る永楽屋・細辻伊兵衛商店の手拭デザインを紹介します。京の名所や年中行事、舞妓、歌舞伎、モガ・モボ、招福猫…時代の感性をいち早く取り入れたモチーフからは、懐かしさや斬新さ、遊びと洒落ごころが伝わってきます。本書では五〇〇〇点に及ぶ手拭コレクションの中から、明治末期から昭和初期にかけて制作された代表作を紹介します。
目次
現代の手拭
むかしの手拭(京の風景;舞妓;おかめ・ひょっとこ;獅子舞;鬼;おとぎばなし;動物;子どもと玩具;骸骨;スポーツ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
詩歌
13
有名な絵柄、舞子シリーズや絵画的な手ぬぐいの数々。消しゴムはんこの為に錦鯉、金魚と水草の影、叶福助の図案を採集。「舞」のポーズで写真撮ってみたいな。歌舞伎役者絵の手ぬぐい、御本人を見たこと無いのだけれど存在感が伝わってきます。ファンは嬉しかっただろうな。2014/06/12
たいぱぱ
10
京都の老舗手拭い屋さんのデザイン集。森見登美彦とコラボした手拭いを探しに訪れてから数回お邪魔しました。手拭いは全く使いませんが、見てるだけで結構面白い。ただ収録されてる昭和初期のデザインはあまり好みではありませんでした。2016/02/28