目次
メディアの達人
アンディ・ウォーホルとは何者か
「成功とはニューヨークで働くこと」
ポップなアンディとファクトリー
FOCUS1 キャンベル・スープ缶
FOCUS2 マリリン
FOCUS3 映画
ビジネスというアートとアートというビジネス
FOCUS4 自画像
手と機械
FOCUS5 版画
FOCUS6 酸化絵画
FOCUS7 影
FOCUS8 最後の晩餐
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マエダ
72
1960年代初頭のポップアート革命は商業文化や大衆文化の具象的な図像を芸術の範囲まで高めるものであったという。「ポップの王」と呼ばれたアンディ・ウォーホルは興味深く惹き付けられるものがある。2017/09/08
Bartleby
11
薄っぺらい。この極端な薄っぺらさを西洋美術史は一度経験する必要があったに違いない。「キャンベル・スープ缶」など何がよいのか分からない。そもそも近代美術とは見方が違い、ウォーホルというその人とコンセプト込みで作品を見なければならないとはいえ、ここまで作品が美的に大したことがないと、見るのがちょっと億劫に感じられる。本書でいくつか作品を見てみると、ウォーホルはすぐれた自己演出家であり編集者だったのだと実感。それ以上でも以下でもない。彼の作品に高値がつくとしたらそれは歴史を独り占めする隠微な楽しみの対価。2023/05/11
月と星
2
★★★インパクト大。2014/07/30
wanted-wombat
1
ウォーホルについて、通時的に簡単に知りたい人にいい。個々の作品についての評価を極力削り、来歴をコンパクトに記している。これを読んで、気になった作品について調べてみるのもよい。意外と若くして亡くなったのだな、と感じた。2014/08/23
浅葱
0
アンディウォーホルがいつ、どのような方法で、何に影響されて作品作りをしているかが多くの絵を用いながら説明されていて現代美術というものが少しだけわかった気がした。ますます好きになった。2017/04/18