内容説明
ワタノハスマイルは、東日本大震災をきっかけに宮城県石巻市渡波のこども達と造形作家の著者が始めた「ガレキを使ってオブジェを作る」プロジェクトです。津波で流されたガレキ一つひとつは、大切な記憶のつまった“町のカケラ”でした。こども達は、それらを自由に組み合わせ、ユニークで楽しいオブジェを生み出しました。新しい命が吹き込まれた“ガレキのオブジェ”には、たくさんの笑顔とこども達のたくましい想像力がつまっています。本書は、ワタノハスマイルの小さなアーティスト達の作品集です。約200点のキャラクターとストーリーを掲載、プロジェクトのエピソードや犬飼ともさんへのインタビューとあわせて紹介します。
目次
ワタノハスマイルができるまで
ワタノハスマイル作品
犬飼ともインタビュー
ワタノハスマイルメンバー紹介
ある日の会話より
渡波の町のこと、震災のこと
被災して見つけた幸せの時間
Photo ワタノハキッズの夏休み2013
著者等紹介
犬飼とも[イヌガイトモ]
ワタノハスマイル代表。1979年3月5日、山形県寒河江市に生まれる。海辺に落ちているゴミを使ったオブジェの制作を始め、こども達と一緒にオブジェを作るワークショップも開催。東日本大震災直後より、宮城県石巻市渡波地区のこども達とガレキを使ったオブジェ制作を行う「ワタノハスマイル」プロジェクトを設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
chimako
46
ガレキは町の記憶がつまった「町のカケラ」その思いが良いなぁ。子どもたちはその「町のカケラ」の中から遊べるものを探して元気良く遊ぶ。そこに現れたオブジェ作家のともさん。時間をかけて仲間になって一緒にオブジェ作りを始めた。子どもたちの発想の面白さに脱帽。10年後の自分に送るメッセージも素直でクスリと笑えたり「ファイト!」とエールを送りたくなったり。黄色い表紙の明るい本。オブジェの写真を見ながらこちらが元気づけられる。さぁ、元気出していこう!今の東北に出来ることは何かな?2014/11/04
sababanana
0
今週の病院暇つぶし図書館本。かわいい。2016/11/12
海月咲
0
こどもたちのキラメキがキラリ。2014/01/12