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内容説明
豊かさより、便利さより、大切なものがあった。自然を愛し、ものを大切にし、日々を楽しみ、正直に生きる。大森貝塚の発見者として知られるモースが感動した130年前の日本。アメリカ最古のピーボディー博物館、ボストン美術館所蔵モース・コレクションより生活民具、写真、スケッチなど約600点を収録。
目次
第1章 モースという人(来日前;日本との出会い)
第2章 日本と日本人(よそおう;たべる;すまい;こども;あそぶ;いのる;あきない;なりわい)
第3章 モースをめぐる人々(蜷川式胤との親交と陶器コレクション;モースをめぐる日米の人々;日本陶器の収集にかけた情熱)
著者等紹介
小林淳一[コバヤシジュンイチ]
江戸東京博物館副館長
小山周子[コヤマシュウコ]
江戸東京博物館学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どあら
18
娘が図書館で借りたのを読了。古い写真や雑貨が沢山載っていて、面白かったです!2017/12/20
職商人
10
ぜひ、ご覧ください。とても良い展示会でした。集めたモースさんも偉いけれど、江戸、明治の「物作り」の質の高さに驚きます。英文もついているので、フィリピンのスタッフのために持ち帰ろうと思います。2013/10/15
ろばこ
4
日本と日本人を愛したアメリカ人エドワーズ・モース氏が合わせて4年間の滞在中に集めた当時の日本の日用品や陶器、子供のおもちゃなども。スケッチと写真も多数。写真がみんなニコニコ笑っていてとても楽しそう。貝の形のお菓子が瓶入りで開封されずそのまま保存されていたり。貴重な資料が盛りだくさん。2015/09/27
Sosseki
3
これほど日本と日本人を愛してくれた外国人がいたことが何より嬉しい。モースのお蔭で、明治の日本人や風景、生活を垣間見られることも嬉しい。人々の笑顔が幸せそう。失われてしまった当時の日本人の技術や知恵を現代人は思いついたり、身に着けたりできるのだろうか?2013/10/17
hi
1
モースのスケッチの暖かさ可愛いらしさを見ただけで、あーこの人絶対いい人だって分かる。妙な故意の編集がない収集は、実際を記録したいという熱意にあふれてる。この本の編集も、説明の分量が多すぎず少なすぎず絶妙。受け手の想像力に訴える作りが好き。花入の籠の技巧がすごいなぁ…今手に入れようと思ったら数万はしそう。明治から日本人は、繊細で可愛くて奇妙で変態的な物作りをしていたんだと分かる。巨大提灯に入ろうとして爆笑してるいたずら子供の写真は笑った!何気なく借りてきた本だけど、面白かったなあ。2014/05/10