内容説明
エッセイと秘蔵カラー写真による知られざる植田正治。
著者等紹介
植田正治[ウエダショウジ]
1913(大正2)年3月27日、鳥取県西伯郡境町(現・境港市)生まれ。1931(昭和6)年鳥取県立米子中学校卒業。この頃、本格的に写真を志すことを決意。1932(昭和7)年オリエンタル写真学校に3ケ月通う。帰郷し営業写真館、植田写真場を開業する。1975(昭和50)年九州産業大学芸術学部写真学科教授(特遇)に就任(~1994年)。1995(平成7)年鳥取県西伯郡岸本町(現・伯耆町)に植田正治写真美術館開館。1996(平成8)年フランスの芸術文化勲章シュヴァリエ受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ほじゅどー
5
★★★★1990年代に写真家の植田正治がコンパクトカメラで撮ったスナップ作品集。カメラは富士フイルムのティアラやペンタックスのエスピオ。35mmフィルムカメラですね。80歳を過ぎてなお軽快そして自由に「寫眞する事」を楽しんでいた植田正治。2020/06/27
nemuro
4
本書は、「月刊誌『アサヒカメラ』に1995年1月から3年の間そこで発表された作品とショートエッセイ36点を加えて、同時期である1990年~2000年の書籍等で発表された作品など」で構成。没後11年を経た2011年の発行。80歳を過ぎてなお「寫眞する事」を楽しんでいた植田正治の作品集。軽快な感じが伝わります。で、以前から抱いていた、鳥取にあるらしい「植田正治写真美術館」を一度は訪れてみたいとの気持ちを新たにした次第。ところで、印籠カメラって、あの「写ルンです」とかのことでしょうか。2016/10/15
まにまに
1
植田正治の写真を見ると、孤独の模様という言葉が思い浮かぶ。ポツリ、というようなたった一つ音が聞こえる。でも、一枚一枚奏でる音は違う。ピアノのようなものもあれば、ノイズばかりのような音もある。被写体が物であれ生き物であれ、己のファンタジーを語っているようだ。2014/11/07
ちどり
0
写真と言葉はいつもセットだ。2013/12/28