万葉の花―四季の花々と歌に親しむ

万葉の花―四季の花々と歌に親しむ

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  • サイズ A5判/ページ数 175p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784861522437
  • NDC分類 911.125
  • Cコード C0072

内容説明

万葉集に詠まれた花百選。万葉びとが花の姿に託した溢れる想い。野辺の花や景色を美しい写真と文章で綴った一冊。

目次

春(アセビ―あしび;モモ―もも;ツバキ―つばき ほか)
夏(アサザ―あざさ;アジサイ―あぢさゐ;ウツギ―うのはな ほか)
秋(オミナエシ―をみなへし;クズ―くず;ナシ―なし ほか)
冬(クマザサ―ささ;ミヤコザサ―ささ;フユアオイ―あふひ ほか)

著者等紹介

片岡寧豊[カタオカネイホウ]
万葉の花研究家、万葉花寧豊会主宰。華道家、小原流一級家元教授。1990年「国際花と緑の博覧会(大阪花博)」に出展し、いけ花フラワーアレンジメントコンテストで銅賞受賞。2000年「淡路花博」花の館で特別展示に出展し、国際コンテストの各部門で銀賞など多数受賞。2005年「日本郵政公社総裁表彰」を受賞。毎日文化センター、朝日カルチャーセンター、近鉄文化サロン講師。現在、奈良県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

69
#万葉集 #短歌 磯の上に生ふるあしびを手折らめど見すべき君がありといはなくに #大伯皇女 #返歌 馬が葉を食べれ酔う木馬酔木だと毒があるので煎じては駄目 #和歌 巻二1662016/02/11

はちてん

32
万葉集にある花の百選。写真がわかりやすく美しい。素朴で古典的な花々を眺めるだけでも楽しい。万葉集にのっとった解説は多少不十分でもピンとこなかった植物が画像で理解できる、補助になった。花屋の店先に西洋種が多く和花を見るとホッと和む心持ちがする。2016/06/04

まちゃ

24
お花は写真付きで植物の名称を言われてもぱっと想像出来ないのでとても分かり易いです。 桃の花は悪霊を払うという詩経からきた中国思想の影響を受けているらしいのでそちらも参考にしたいと思います。

あきあかね

19
 こんなにも多くの種類の花々が万葉集に詠まれていることに驚いた。古人は花に自分の想いを仮託する。恋する人を花の美しさになぞらえて歌う時もあれば、花の短く儚い命を詠んだものもある。 「月草の仮なる命にある人を いかに知りてか後も逢はむと言ふ」(お互いにいつ死ぬかわからない人間の身であるのに、あの人はそれをどう考えて、後にでもゆっくり逢おうなどとおっしゃるのでしょうか) 花々の名の語源を丁寧に教えてくれるのも本書の魅力。例えばヤマブキは、弓なりになった花が風に揺れている様を山が振れる、「山振」と表したのが⇒2021/06/27

双海(ふたみ)

15
現代の呼び名と、万葉時代の呼び名が併記されており興味深い。それにしても、万葉集はほんとうに山川草木が豊かで、私のような花好きにとって、生涯を通じて楽しむことができる文学です。2017/12/09

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