内容説明
将棋の勝負は終盤で決まります。ところが、アマチュアの方の将棋を見ていると、定跡に明るい上級者でも、終盤で簡単な三手必死をあっさり見逃すことが少なくありません。一手勝ちの将棋を勝ちきるための、基本的なトレーニングがおろそかになっているのです。実戦ですぐに使える終盤術を徹底的にマスターしましょう。
目次
レベル1 追いこむのが寄せの基本(玉頭押さえの銀打ち;スペースを作る;端玉の攻め方 ほか)
レベル2 広い玉をつかまえる(下段の香;香の接近法;駒が生きているうちに ほか)
レベル3 駒の威力を発揮する(角(馬)の活用
助けを借りる
漠然とした攻め ほか)
著者等紹介
森〓二[モリケイジ]
1946年4月、高知県中村市生まれ。大友昇九段門。68年四段、76年八段、85年九段。A級在籍は通算11年。タイトル戦登場は8回、獲得は棋聖(第40期)と王位(第29期)。第22回早指し選手権戦優勝。「終盤の魔術師」の異名をとる。長く将棋連盟理事を務める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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将棋本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みんく
13
3手詰めが解けるくらいになったら、まず読む本!「詰めろ」「必死」「1手すき」「2手すき」「しばり」が理解できるようになる。終盤で、攻めるべきか受けるべきか判断できるようになる。つまるところ、将棋で勝つために必ず必要な本、と個人的に思います。本日の地域の将棋大会のために2周くらい。「Anki」アプリに入れておいて、すきま時間に解いていました。その甲斐あって、今年は1勝できた(笑)。去年は4戦全敗だったので、少しは成長したのかな。なんにせよ、少しは将棋らしくなったかな。また来年挑戦します。2023/11/19
akihiko810/アカウント移行中
13
将棋必至本。級位~低段向け。印象度A 問題と解答のページが離れているので、解答を探しづらいのがマイナスだが、その分解答の解説が充実している。必読書「寄せの手筋200」をさらに詳しく解説感じで問題はかなりよい。「寄せの手筋」と共に上達にはマストな感じがする。図書館本だが、書店にはあるのだろうか?「応用編」は自分の棋力からするとやるかどうか迷う2021/01/11
キタガワ
12
必至問題集。 相手玉を寄せるための手筋が詰まっていてとても勉強になる本。 何度も読んで暗記すれば確実に棋力向上に役立つはず。2018/01/19
なるときんとき
10
終盤のお勉強に。低級にも解説が丁寧でわかりやすい!何度も読もう。2017/07/30
hiroy
8
将棋再開してすぐ購入→読了の流れだったけど久しぶりに再読。なんということでしょう、ほとんど正解の自分がそこにはいたのでした!問題覚えてるわけでもないけど何となくこの辺の逃げ道ふさげば死ぬでしょう多分、というノリでほぼOK。文中にもあるけどこういう必死は型を覚えてその形に近づけていく手順を考えれば大体合ってる。5手ハン周回したくて3ヶ月ほど毎日見てるけど未だ周回レベルに至らず、飽きてきたので他の棋書をつまみ食いし始めたところ、思った以上に棋力ついて来てるのかな。初見では半分くらいの正解率だったような気が…。2020/12/21
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