出版社内容情報
遠野 九重[トオノコノエ]
みくに 紘真[ミクニコウマ]
内容説明
乙女ゲームの悪役令嬢に転生してしまったアルティリア。攻略対象とのフラグを折りつつ、自身の持つ“人形魔法”を底上げし、破滅コースを回避中!だけど原作の舞台になる魔法学院を避けるため、ルケミアでの留学を続ける私を待っていたのは、カジェロの裏切りに親友の失踪だった。そんな中、帝国にいるはずの彷徨える伯爵とエルスが現れる。何者かに操られた彼らに戸惑う私を助けてくれたのは、リックザックと名乗る青年。彼は、『ルーンナイトコンチェルト』のアルティリアを知っていた!私と同じく、前世でゲームをプレイしていたという彼だけれど!?おまけに新たな攻略対象・テオウェルまでやってきて―。人形姫が織りなす乙女ゲーム転生ファンタジー、待望の第3巻登場!
著者等紹介
遠野九重[トオノコノエ]
2015年6月出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すがやん
17
ここにきて最大の裏切り待っていた。ここで陰に入ってしまう主人公だが、躁鬱病か?と思うような彼女の性格を受け入れ難くなってきた…竜の謎が世界を知る鍵なのかな。乙女ゲーからはかなり遠のいてきた。2017/04/03
りんりん
8
★★☆2021/02/10
T.Y.
4
今回最大のポイントは主人公を転生させた神・アスアの豹変。しかも実は最初から…というより鞍替えしただけ、というのが何とも。ゲームでハッピーエンドを迎えても作中人物がその後安泰とは限らず、プレイヤーは「次」を求める…そんなゲーム的あり方を現実世界に持ち込む歪さが主題か。定型設定の条件と帰結を真剣に考察するのは作風かな。世界設定がループであることと、ループを引き起こす存在の所在も明らかに。この世界をゲームとして知る上、「リセットボタン」を握る身で、「キャラクター」ではなく真の他者と付き合えるか…それが問題だ。2016/12/28
菊地
1
なんか悪い意味で急展開過ぎて、驚きよりも「えー」って感じになってしまってテンションが付いていかなった。2017/04/22
Ency [L-N]
1
ルケミアを揺るがす大騒動から二ヶ月、街の復興が進みようやく落ち着いてきた中、アルティリアが出会ったのは…、3巻でした。発売から大分時間を開けてしまったので、前巻の内容かなり忘れてしまっていた…。カジェロ離反は覚えていたが…てのは置いて。フィルカの妹フェリアが登場する序盤からは、思ってもみない方向に話が向かったカンジの今巻。カジェロ離反からの敵対構図の変化とか、世界に関わる根幹部分が見えてきたりとか、かなり話が動いたな、と(しかし元が乙女ゲー世界のハズなのに何ゆえこんな流れに…。あとタイトルどこいった)。2017/04/25