出版社内容情報
涼風[リョウフウ]
鈴ノ助[スズノスケ]
内容説明
前代未聞の大事件が幕を下ろし、つかの間の平和を謳歌していた『紅薔薇様』こと“悪役顔”令嬢のディアナ。ところが年末も差し迫ったある日。国王ジュークから一緒にミスト神殿まで出向くようにという命が下り、ディアナは正妃代理として十日間の旅行へいくことに!一方その頃『紅薔薇様』不在の後宮では、側室たちによる派閥争いが再燃。新年を祝う『降臨祭』の背後で陰湿な嫌がらせがシェイラを襲う…!ディアナにもとうとう恋の予感?幼少期エピソードも追加で見逃せない“悪役顔”令嬢ディアナの勘違い系ラブ!?コメディ、第四巻が堂々登場!
著者等紹介
涼風[リョウフウ]
『悪役令嬢後宮物語』がネットで評判となり、2013年8月出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
零崎夢織
7
後宮園遊会も無事後始末まで終わり年末年始を正妃代理として王と行動を共にすることにって巻。 それぞれの人物の考え方が少しずつ変わって次がどう動いていくのか楽しみです。すぐ次を準備しないと。2020/10/11
なつき
7
国王と正妃代理で神殿に行くことになったディアナ。途中、ディアナを狙う刺客が現れディアナは単身森に逃げ込むが…。ひたすらバカボンを貫いていた国王様がようやくウォーター。ディアナとカイの方もそれなりに進展したというか恋愛っぽくなってきたというか。2017/01/04
TAMA
6
王様育っておる。これはもしや外から見た「お子様が名君になるまでの物語」が本体で、教育係の苦労譚。2016/10/05
eucalmelon
3
ディアナを襲うコルト騎士。毒の短剣を持っていたということは、狙いがディアナの命?保守派の貴族が王妃の座を獲るために邪魔なディアナを消しに来たんだろうか?守る側のクレスター家も悪人顔で生き残ってきたのは伊達ではない、ディアナの得意能力がここで発覚?この話には魔法とかスキルとかは一切ないのかと思っていたところに不意打ち。番外編でフォローされても・・・。2021/06/05
泉海咲
3
この巻は珍しく恋愛色が強いね。ディーの笑顔プライスレス。カイとディーのデートもどきでのイチャイチャも可愛いし、ディアナの相手にカイを推していた私としては嬉しい限り。でもディアナは可愛いだけじゃない。「誰かを犠牲に生きる覚悟を持つくらいなら、自分を含めて全て守る覚悟と、守りきれなかった後悔を抱えて生きる覚悟の方を選ぶわ」ってセリフが格好良くて紅薔薇様だなぁって思うし、ディアナだけじゃなくて陛下とシェイラも成長したよね。色々と物語が動いた巻で面白かった。2020/01/20