内容説明
4歳のある日、ここがスタート前の乙女ゲームの世界だと知った椿。彼女は、全てのルートで自ら命を絶つライバル令嬢に転生していた。幸いゲームの始まりである、母親の死が訪れる前だったため、すぐに救出作戦を開始。一方でヒロイン・美緒とイトコの恭介が恋に落ちるルートが椿にとって一番避けたい終焉ルート。美緒の性格が悪そうなのも相まって椿は生き残りをかけ、まだ見ぬイトコを守ると誓うけれど、なんと美緒も前世の記憶持ちで―!?波乱万丈の人生を送るライバル令嬢に転生した主人公の、フラグ回避ストーリー第1弾ここに登場!
著者等紹介
白猫[シロネコ]
「お前みたいなヒロインがいてたまるか!」を執筆開始。たちまちネット上で話題となり、2015年9月に商業デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
葉月たまの
11
すんごい面白かった><。続き、気になる><。早く続き、読みたい! レオンくんの出番が少なくて残念だった><。大人も子供も、男の子はみんな素敵な性格してる♪。女の子も好きかな♪。繰り返していうけど、すごーい面白かった!2015/09/15
T.Y.
10
椿は前世の記憶を持った少女だった。しかもこの世界は乙女ゲーの世界で、自分は必ず悲劇的な最期を迎えるライバル令嬢。さらにゲームのヒロイン美緒も同じく転生者で、おまけに自分がヒロインだからと鼻にかける嫌な奴で…。恒例の乙女ゲー転生物だが、転生先も現代日本+他にも転生者がいて、しかもヒロインと立場が入れ替わったような設定がポイントか。椿も結局悪役を引き受けそうだが。計算高さはあれど大人らしくはない椿のはっちゃけ具合が楽しく、従兄弟の恭介や杏奈との交流も微笑ましい。ただイラストが小学校低学年には見えないね。2015/09/13
零崎夢織
8
乙女ゲーム転生悪女サイド。全てのルートでバッドエンドを迎える令嬢に転生した椿。最悪を回避しようとして…って話。 ゲームの設定と違いに気が付いたのになぜ同様になると考えるのかいまいちわからん。まあまだ前段階なので次も読みますかね。2021/09/26
アカイトモ
6
物語はまだまだ序盤って感じで、母親の自殺を回避したことで相当恵まれた生活を送る事が出来る様になってますが、ゲームの正ヒロインが関わってきてからが本番だと思います。あの感じだと相当アレな感じに育って再登場してくれそうで、今からゾクゾクします。2015/12/19
織田麻里
5
乙女ゲームの、どのルートでも悲劇的な結末しかないライバル令嬢に転生した事を、超性格の悪い転生者のヒロインに出会って気付き、運命回避に動きだす。母親の自殺回避や母親の再婚で出来た義従姉妹も転生者で協力を得られる様になったりと、足場がための話しでした。読み手も、あのヒロインは嫌なので主人公を応援したくなる。2016/05/21