内容説明
「地竜の加護商会へようこそ!」先祖代々雑貨屋を営む家の娘、ジネット。しっかり者の看板娘として近所でも評判だが、嫁ぎ先が目下の悩みの種であった。そんなある日、兄がどこかもわからないシャルパンティエ領で出店ができる営業許可証を貰ってくる。ジネットは、自分のお店を持ちたいという夢を胸に旅立ちを決意する。その道中、彼女は騎士ユリウスと運命の出会いを果たす。その彼こそが、辺境の地シャルパンティエの領主だった。ランプにポーション、堅焼きパン!笑顔であなたを待ってます!異世界の雑貨屋さん、ただいま開店準備中!!第1回アリアンローズ新人賞「最優秀賞」受賞作品、登場!
著者等紹介
大橋和代[オオハシカズヨ]
2013年7月よりWEB上にて、『シャルパンティエの雑貨屋さん』の連載を開始。第1回アリアンローズ新人賞にて最優秀賞を受賞しデビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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絳楸蘭
25
まだ序章。でも面白かった。しっかり地に足つけて前向きに頑張ろうとしている娘さんはいいなぁ。ご都合主義的なのはお約束として、村をつくるというのが新たな視点で興味をひく。これからが楽しみだ。2015/01/21
瀧ながれ
19
兄弟が多いこともあって、自宅の雑貨屋から独立したヒロイン。手に入れた商売許可証は聞いたことのない地域のものだったが、じつは開発される前の、まだ誰も住んでいない村だった。…わたしの好きな、日常レベルアップ・ファンタジー。ちょっと都合良すぎるとも思いましたが、ファンタジーとすれば許せる範囲。商売がテーマで、おもしろかったです。2015/01/15
T.Y.
17
小国アルール王国の雑貨屋の娘ジネットは、隣国ヴィルトールのシャルパンティエでの営業許可証を入手したのを機に、独立開店を目指し旅立つ。しかしシャルパンティエは想像以上に未開の地で…。領主ユリウスとの出会いもあって、新天地の開拓が始まる。1巻ではまだ開店にも至っておらず、仲間集め編に相当する内容かと思うが、それにしては共に村を築く仲間達の印象が薄め。もっとキャラ紹介に力を入れても良かったのでは。しっかり者のジネットは魅力的で物語を引っ張ってくれそう。イラストのユリウスがあまり強面でないのが気になるが…。2014/12/20
葉月たまの
16
ユリウスさん、何かヒロインの相手役としては意外なタイプだったけど、これはこれでありだなあ♪。わたしは好き♪。ジネットさん、かしこーい! 羨ましい! 町作り小説という感じで面白かった♪。2015/04/10
mikipon
14
架空の世界を舞台に、新しい町作り、店作りだから、なにもかも設定しなくちゃいけない。というわけで、色んな社会の仕組みが前半に説明されるわけなんですが、それを主人公の語りだけでされているように感じでちょっと面倒に感じた。娘はその辺飛ばしちゃった~と言ってました(実はわたしも・・・家電の説明書はちゃんと読まずにとりあえず使ってみる派ですってなんのことやら)主人公の「~~だけどねー」という言い方も文字で書かれるとちょっと引っかかるオバサンです。後半、話が動き出すと面白くなって来たので、娘ともども次巻に進む。2015/05/06