内容説明
日本有数の都市開発会社・坂浦開発の御曹司・江利也はその類稀な美貌ゆえに幼い頃から溺愛されて育った深窓のご令息。グループ企業の社長だが、実務は優秀な部下に任せて自ら「お飾り」に甘んじている。何事にも欲のない江利也だったが、本社の営業担当・伊吹晴人に一目惚れ!初心な江利也は話をしようと彼を食事に誘うが、野心家の伊吹はベッドの相手に選ばれたと思い込み―!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とも*
26
江利也が箱入り過ぎて思考回路が飛んでて斜め上具合が面白いんだけれど脱力だし、伊吹は最初打算だしイマイチ好きになれないなーと思いつつ読み進め、叔父がまた気持ち悪いと言うダメ出し… 話にのれずに読んでいたんだけれど仕事にやる気を出して自ら能動的に江利也が動き出してからは面白かったかな。江利也の愛情表現がネクタイから始まってオーダーメイドのスーツに時計に一人暮らしに車にとエスカレートの度合い桁外れ過ぎて笑った。あと、江利也の幼馴染でブレーンの圭一の苦悩がいい感じ。最後はホテルまで一緒に行って欲しかったけれど。2014/01/18
きょん
19
箱入り御曹司が関連会社のサラリーマンに一目惚れして誤解されたりしながらもハッピーエンドという王道的BLですが、結構楽しめました。恋愛の自覚もはっきりしないまま、食事に誘ったらあっという間に事態がすすんじゃって、戸惑いながらも初めてじゃないふりをしたり、仕事に頑張る受が健気で、八つ当たりと分かっていても攻めの罵倒の言葉には切なくなってしまいました。そして、義理の叔父が気持ち悪い。いくらなんでも一族に溺愛されてる御曹司にセクハラはしないだろうと思いつつ分かりやすい悪役だった。巻末の水喜さんの漫画は爆笑。2014/01/08
Yucca
18
★★★☆☆:大企業の御曹司、江利也は本社の営業担当、伊吹に一目惚れをする。情緒に欠ける江利也の愛情表現に戸惑う伊吹だったが、相手が御曹司という立場のため無下にできず…というお話。軽く読める御都合ラブコメだけど、受けの健気さがいじらしく切なくて良かった。伊吹に振られちゃった場面は、もう心臓痛かったー( ; ; )この手の話は、健気受けが頑張れば頑張るほど、攻めの魅力が激減して行く。今回も例外ではなく伊吹はあほんだらだったねー(^^)BO。2017/02/26
usamomo
17
可愛い天然ちゃんでした。 みため無表情なだけに絶対誤解してるだろうな~って思ったけれど案の定そういう存在だと思った攻め。 あのきつい言葉にはやっぱりちょっとホロっときそうになっちゃいましたね。 最後はなんか早足で収まった感じがしたのが残念でしたけれど面白かったです。2013/11/21
瀧ながれ
16
BL(13年)。世間知らずの御曹司がたくましい男性に恋をして、なんとか近づこうとしたら、変な誤解をされてしまって、という王道のラブストーリー。丁寧に描いてあるので、ハッピーエンドが素直に嬉しいです♪ 悪役が遠慮なく不快なのも、この場合は良し。2014/06/26