内容説明
仕立て屋を営む瑛彦は、最高級のスーツを着こなす誠臣に出会い目を奪われる。そんな時、突然祖父が倒れ、病院の理事長であり外科医の彼に命を救われる。入院費と借金が嵩み悩む瑛彦だが、祖父が秘蔵する絵の『春宵』は手放さず、男性専門のホストをすることに。しかし、売春をしていると誤解した誠臣に凌辱され、愛人契約を迫られるが…。様々な思惑が交差するセンシティブ・ラブ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りんご☆
10
読了2015/12/12
cikorin06
5
今まで読ませてもらった高塔さんの作品の中では１番読みやすかったです。職人さんのお話は私も大好きです。2020/01/25
0655
3
借本。テイラーの受の感じがイラストと合ってて雰囲気があったので、序盤の攻の距離の詰め方に納得しつつ甘い話かな？と期待したらばいきなりの急展開に唖然。無理やりの上に愛人契約なんて、ちょっと無理がありませんかい。受視点の文章のせいか、攻の感情がつかみづらくて｢評判通りの傲慢な人かい」という思いで読み進めたのが残念。当て馬がちょこちょこ登場してイヤーンな情報を小出しにするのも話を散漫にしちゃった感じだな。前回読んだ本もそうだったのだけど、お仕事描写は丁寧で興味深かったので余計に惜しく感じた。2014/05/24
ユキモリ
3
色々と物足りない面はあるけれど、仕立て職人のお仕事描写はちょっと楽しかった。しっかりした純粋受はいい。2013/02/04
しずか
2
テーラーの仕事について、すごく勉強されたのだな…と思えるような、細かな描写はすごい。つい作品の内容よりも、そっちばかり見てしまいました。考えたら、受の境遇がけっこう哀れ。お店の経営状況があまりよくないのに、祖父の緊急入院。入院費や借金の返済、これからの仕事をどうするかなど、読んでるこっちの方が経済面が心配になってしまいました。とはいえ、ホストクラブのアルバイトだとか愛人契約だとか、振り回される展開は唐突すぎて、ちょっと話が合っていないような気がしました…。2015/06/26
