内容説明
『中ノ澤高校一の天然非常識』と名高い神奈木に、無理矢理押し倒され、一線を越えてしまった一真だが、身体が負荷に耐えられず寝込んでしまう。一方、事態を知り激昴した津寺に殴られた神奈木は、その痕を見て慌てふためく周囲を余所に沈黙を守り続けるが、その様子を不審に思った高槻は神奈木を問い質し…。そしてついに一週間後、一真は自ら神奈木に電話をかけ―。
著者等紹介
吉原理恵子[ヨシハラリエコ]
福岡県出身・在住。「小説JUNE」にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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エンブレムT
24
・・・なんだこりゃ?「どんよりとため息が漏れ」「げんなりと首を横に振り」・・・キャラが絶不調だとしても、ジメジメ、ジトジトした湿度の高さをまるっと一冊続けるか?だいたい、学校内に派手にぶちあがるウワサをここまでくどく描写する意味あるの?ってか、ストーリー進んでないし!最近の吉原作品って、なんかこんなんばっかりな気がする。それでもキャラに魅力があればそれなりに楽しめるんだけど。あとがき読んで「神奈木がかわいい」と作者が思っていることを知り、それこそ「しんなりと眉をひそめ」てしまいました。津寺じゃないんだ!?2013/06/19
そらねこ
19
どうも読む方の好き嫌いがはっきりしているみたいですが、私は好きです。心情を切々と語られるのは全然苦痛じゃない。誰がどんな考えでどんな行動に出るのか…そこが興味深く面白い。ただ、遅々として進まないストーリーだと次を待つのは長いですよね(*´Д`)私は今一気読みだから面白いなぁと思えるのかもしれませんね。確かに他の小説も同じ心情をクドクド書いてる節はありますね。プロットがあって書いてるというより書きたいことを徒然に書いて後から推敲するのが苦手なのかな?攻めの性格も確かに素敵とは言い難いですが、それも良しかな。2016/09/13
りんご☆
10
読了2016/09/18
本田桜
7
やっと読み終われた…。1巻目を読んだ時には完結できない作品を多く抱えている吉原さんには珍しくこれはもしかして…と思っていたのですが間違いだったことに気づきました。ここまでで序章…。これも長くなるのね^^;たまには1冊で読み切りとか2~3冊で完結とかやってくれないかな~?これ以上続き待ちをせねばならん作品が増えるのは苦しいです(涙)しかしながらあの神奈木を皆さんに多少なりとも好かれるキャラに育て上げるのには時間が必要なんでしょうね…。津寺以上にイイ漢に育てられるんだろうか?先生、頑張ってくださいませ!2011/06/17
いつき
5
やっと読めました。吉原センセの新刊を楽しみにしてるとはいえ、このシリーズはホント読み辛い…;それもひとえに、ワンコな神奈木君がどれほどの美形であろうとも心惹かれる男ではないからで…てゆーかむしろいっそのこと津寺×一真に向けての噛ませ犬だったらまだマシ…とか思ってしまう(苦笑)ガキ領やくされ縁との対比を狙ってこういう設定になったのかもしれないが、4冊読み終えても番犬・津寺を応援したくなる辺りに、もう主役カプの存在意義は崩壊してるも同じ。2011/04/19