内容説明
本渕商事に勤務する北原朝日は念願が叶って、社長・本渕清一郎の秘書に抜擢され、彼の役に立ちたいと日々努力していた。若いが経済界が注目する辣腕経営者の清一郎は、容姿にも恵まれ恋の相手は常に複数いる。出張先の一夜、真面目で堅物の朝日を気まぐれで抱いた清一郎だったが、初心で健気な朝日に次第にのめり込んでいく。だが、朝日には清一郎に明かせない大きな秘密が…。
著者等紹介
名倉和希[ナクラワキ]
愛知県出身・長野県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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そらねこ
29
面白かった♡王道設定だと思うけど、キャラが良い。恋愛に奔放でちょっと興味があったから男の秘書を喰っちゃった酷い男前社長×とっても健気で可愛くてとってもイイ子の秘書くんとの純愛♡ 酷い社長が健気な秘書をどんどん好きになるのが分かって凄く萌えました♡ 攻め社長は一方的な誤解から受けの秘書をなじり、受けは失意のあまり会社を辞め、社長は驚いて追いかけるという胸キュン展開でした♥社長には反省してもらって、受けをこれからは大切にして欲しいわぁ(*´Д`)♡2017/02/18
嵩実
18
苦労人の受けが、厳しい生い立ちにも関わらず、本人の努力と周囲の支援もあって、真っ直ぐ育ったところを、攻めが美味しくいただいちゃうというお話しでしたね~。攻めが付き合い始めの頃のウキウキしちゃってる感が良かったので、嫉妬にかられてあれこれしでかしても、あまり悪印象が無かったな。しかーし、社長と秘書ができてる会社ってイヤだわー。石川室長が今後も2人に目を光らせてくれることに期待。2017/06/29
のこ
17
再読。初めての名倉さんのお話ですごく好きだったなぁと懐かしく読みかえしました。受けがとっても健気。健気な受けが攻めの前から姿を消して攻めが追いかけるっていう展開がもう大好物です。確か御堂さんの‘戀のいろは’も捨て子の受けが捨てられた場所で雪の中行きだおれてて攻めが発見するシチュエーションでしたが、これも。再会シーンで受けを介抱するために攻めが受けの濡れたコートを脱がせようとしたら、攻めに贈られた思い出のコートを「大切なものはもうこれしかないから、取らないで」と受けが泣くそのいじらしさ。「コートなんか何枚で2015/06/12
諏訪 聖
13
こういう超王道健気受けが最近大好物です。姿を消した受けを探す攻めのシチュは個人的に萌えます。それにしても攻めのお母さんは気の毒。母も息子も不器用なのかも。2013/08/19
beniko
12
積本消化。面白かった。根はいい人だけど生い立ちのせいで恋愛に失望、下半身ゆるゆる、でも仕事はできる若き社長の清一郎。秘書になった朝日の自分への気持ちに勘付いて敢えてつまみ食いした結果、健気で一途で控えめ、それまで無垢だった朝日にどんどんハマっていく様がよかった。朝日の抱えている秘密は読者にはすぐにわかる内容だけど当事者にとっては地雷になりかねないとハラハラ。バレてからの追いかける展開が王道ながら夢中に。朝日を取り戻すために必死の清一郎がよかった。母の咲子は清一郎の結婚諦めてくれるといいな。両視点なのも◎。2020/04/28