内容説明
高校卒業後、先代の祖父に仕込まれて鍵師となった日向新は、仕事先の家で死体の第一発見者となってしまった。事情聴取をされていた警察署で新が再会した意外な人物―それは、高校時代、鉄仮面とあだ名されていた同級生の九条義臣だった。警察キャリアとなった九条がゲイだと知った新は、軽い気持ちで彼をベッドへと誘う。だが、九条の胸には一度は封印した新への熱い想いが蘇り…。
著者等紹介
いおかいつき[イオカイツキ]
5月31日生まれ。和歌山県出身在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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蜜葉
9
さらっと流し読み。新が人当たりいいのに天性の遊び人で流れで付き合う軽さが受け入れられなかった。あと事件の概要と犯人の動機も淡々としていて静止画のような物語だった。今ではストーリー性が高くてキャラも魅力的な作品を書くいおかいつきさんも、めきめきと腕をあげる過程があったんだな〜2016/07/08
れいく
5
面白かった!一応同級生再会ものなんだけど、再会の場所は別としてホント極普通の同級生としての再会なんだよね。その後、新が九条の“秘密”を知った事から別の形の付き合いが始まるのだけど・・・・・・。うん、新酷いわ。体の関係に拘りがないのと、元来の天真爛漫さ(?)から軽い気持ちで誘った新とは逆に、とってもデリケートで誰にも知られたくないとひた隠しにしてきた九条との気持ちのギャップが切ない。けど、そういう事が分かった後の新の真っ直ぐさにはホント好感が持てるし、九条の気持ちを大切にしつつ頑なさを解いていく所は男前だ!2010/03/18
あれぐり
5
自分的には当たり本!いおかさんは警察内部の微妙な人間関係を書かせると、生き生きしてくる気がする!受けも情けないけど、人間味があって好き。攻めが飄々とした感じでとっても好み♪攻めが受けと関係したあと、他の男と関係するって、珍しい展開だと思うけど、そういうのがいやに感じられない(私には)話の作りだった!是非続編も読みたい!2009/12/02
アガサ
5
高校卒業後、祖父の後を継ぎ、鍵師となった新は仕事先で殺人事件の第一発見者になってしまいます。警察署で、警察キャリアになった高校時代の同級生九条と再会します。九条がゲイだったとしった新は軽い気持ちで誘い、寝てしまいます。でも、九条は新のことが昔好きで・・表紙ではどっちが攻めかわからなかったけど、読めば男前な新が攻めで、頼りない九条が受けだとすぐわかる・・たらしな新が最後には九条のことが好きになってよかった。2009/08/26
りんご☆
3
髪下ろしたら若返りすぎー!!2014/12/01