内容説明
17歳にして、父の死が元で路頭に迷ってしまった希帆。愛人の子だった事実と共に、現実の厳しさをつきつけられた希帆は、歳を偽り働き出す。生活も安定しだした2年目の冬、突然、雇い主で家主の理真に頼まれ、知人だという恭弘と同居することに。素性は全くわからないが、不器用な優しさを覗かせる恭弘。世間や他人に関心を持たなくなっていた希帆だが、次第に彼を意識し始め…。
著者等紹介
坂井朱生[サカイアケオ]
1月22日生まれ。神奈川県出身。東京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tanya
2
気楽に楽しみたい時に読み返してしまう本です。2015/12/06
アガサ
2
希帆は、17歳で父が死が元で路頭に迷っていたところを理真に助けられる。理真の経営するバーに勤めつつ、その店の上で生活する事に。そんなとき、理真の友人恭弘と同居してほしいと家主の理真に頼まれ、店の上の住居で同居することに。一緒に暮らすうちに恭弘にひかれていくが・・2009/12/22
黒猫
1
愛人だった母に捨てられ孤独の中仕事と居場所を確保する中好きな人も。2016/02/18
tanya
1
後向きにならない様にと頑張ってる受は可愛いと思う……そんなお話でした。好きだと言われて気持ちも言わずに抱く攻にちょっと反感。周りでの事件が凄くて途中主役が霞んだ感じがしましたが、楽しく一気読みでした。2013/03/09
あんり
1
人生は厳しいものだと思っていた希帆の微かな幸せ?な出会い。人の優しさ、愛することの切なさを感じられる一冊。理真が美しくとても強く感じた。2008/03/10