感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
めっかち
2
淡々とした、しかし緻密な取材により拉致問題がえぐりだされている。日本国民必読。右とか左でなくて、ホントに拉致問題はどうにかせねば……。2021/05/02
たけふじ
1
地方の「生きる道」として北朝鮮との交流を深めることを選んだ新潟県と、ロシアとの交流を通じた北方領土問題解決を選んだ北海道の姿がオーバーラップしてならない。「長い交流はあったが、(拉致を指摘できる)太くて深いパイプはなかった。クモの糸くらいのパイプしかつくれなかった」「友好という言葉はあいまいだった。この言葉に振り回された面はあるかもしれない」(p254)。本著の取材・執筆から20年。日朝関係はむしろ悪化し、被害者親族も多くがこの世を去ってしまった。2024/06/10
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- 和書
- そのクチコミは効くのか