感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おにぎりの具が鮑でゴメンナサイ
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文章は拙くておもしろいとは評し難いが、長年ひきこもったド素人が想いのままを綴った不格好な言葉こそがリアルでありこの本の真価だろう。アル中、そっからいろいろ経て、お先真っ暗な人生だけどひたすら体育座りでやり過ごしたら「生きててよかった」と思える今の自分に辿り着いた。生きるために「死ななければ大丈夫」と唱えた呪文は今も筆者を生かしている。2014/03/03
CEJZ_
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1P16行。月乃光司の「人生は終わったと思っていた」(朱鷺新書:新潟日報事業社)という本は、わたしが最も好きな本である。月乃光司はひきこもりやアルコール依存症を克服し、「こわれ者の祭典」というイベントを主宰したり、たまにNHKに出演したりしているので、有名だ。この本は新潟日報という新聞に、平成14〜16年に連載されていたコラムをまとめたもの。時々、月乃光司の本を読みたくなる。新潟のローカルヒーローといったらヘンかもしれないが、著作は気になる。いろいろ絶版にならなうちに、著作を集めたりしている。2018/05/01
daiyuuki
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元アルコール中毒でひきこもりの月乃光司さんの経験した中で編み出した生きづらさを克服する処世術を紹介したエッセイです。人生何でもあり、仲間の詩もあり、元気をもらえる一冊です。2006/01/17