内容説明
今を喜び、悩み、一心に生きる子どもたちに、名作「花まつり」の詩人が贈るみずみずしい詩篇。今日という日が、ずっと続くといいね、と、語り合った日の残像たち。還りこない遠い日のもうひとつの時間との再会。地図にない町へ友だち探しの旅。菊永謙の第二詩集。
目次
川のほとり(原っぱ;昼下がり;夏の日;夏休み ほか)
ある日(星月夜;さんぽ;夜更け;さかな屋 ほか)
木漏れ陽(春;日曜日;お誕生会;メジロおとし ほか)
著者等紹介
菊永謙[キクナガユズル]
1953年宮崎県小林市生まれ。成城大学修士課程修了。詩作と共に、詩・童謡・児童文学を中心とした評論活動を展開。小学校国語教科書編集委員。日本児童文学者協会、日本児童文学学会、詩誌『みみずく』の会などに所属
八島正明[ヤジママサアキ]
1936年三重県生まれ。三重大学卒業。三重県内の小・中学校の教諭として勤務。1961年美術文化展に初入選以来、シェル美術賞、ジャパンアートフェスティバル(パリ、モントリオール)などに出品し、1975年安井賞受賞。油彩画面を針で引っかく独自な手法で、記憶の底に沈んだ光景を浮かび上がらせる。現代日本美術展、国際青年美術家展などに出品
大井さちこ[オオイサチコ]
1962年東京都世田谷区生まれ。本名田沢幸子。小学校の頃から山本日子士良氏に油彩画を学ぶ。子どもの誕生を機に、絵本作りや銅版画を始め、グループ展などに出品。エッチングにやわらかな彩色を施し、物語を持つ小さな世界が注目される
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