クリスマス・エクスプレスの頃

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  • サイズ B5判/ページ数 202p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784861303746
  • NDC分類 674.6
  • Cコード C0063

内容説明

三浦×早川コンビのヒット作を網羅した「テレビCM作品集」。二人の対談形式で、主な作品ごとにテーマや狙い、アイデアが生まれた背景、演出意図など、当時のエピソードを織り交ぜつつ、様々な角度から二人の世界観やCM観、企画・演出手法を説き明かしていく。『クリスマス・エクスプレス』をはじめとする代表作13本を収録したDVDが付く。

目次

Prologue 『クリスマス・エクスプレス』の頃を生きたすべての人々に
1 (対談)時代をとらえたCM(巻頭対談 三浦武彦×早川和良 「人間の眼」で時代を捉え日常の中に「人間」を描く;雪印乳業―日常のありふれたシーンを切り取って共感を呼ぶ 「雪印ピザ用チーズ」『とろけ上手』篇(1986年)
角川通商―「CMとコミックのクロスメディア」を初めて実現 「asuka新発売」『ジェシィズBAR』篇(1984年) ほか)
2 (インタビュー)CMの世界を語る(CMプランナー・三浦武彦―CMは「時代の気分」を動かす最強の武器である;CMディレクター・早川和良―体を使って「瞬間のドラマ」を描ききる)
解説、エクスプレスの2人。(秋山晶)
巻末資料 三浦武彦担当企業年表/早川和良監督作品年表
Epilogue 私たちの時代を彩ったCMたちのために

著者等紹介

三浦武彦[ミウラタケヒコ]
電通執行役員。エグゼクティブ・クリエーティブディレクター。1951年6月東京生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業後、75年(株)電通に入社。以来、一貫してクリエーティブ畑を歩み、多数の公告制作のディレクションに携わる。クリエーティブディレクター(CD)、シニアCD、エグゼクティブCD、コミュニケーション・デザイン・センター長等を経て、08年執行役員に就任

早川和良[ハヤカワカズヨシ]
Camp KAZ代表取締役兼TYOグループ副代表、CMディレクター(演出家)。1952年1月名古屋生まれ。金沢美術工芸大学彫刻科卒業後、75年(株)日本天然色映画に入社し、企画演出部に配属される。82年同社を退社し、吉田博昭らとともに(株)TYO設立に参加。2003年、TYOのグループ会社として日本でも珍しいCM制作のディレクターズカンパニーとなる(株)Camp KAZを設立し、代表取締役に就任。04年よりTYOグループ副代表を兼任

高嶋健夫[タカシマタケオ]
ジャーナリスト(財)共用品推進機構機関紙「インクル」編集長。1956年10月東京生まれ。79年早稲田大学卒業後、日本経済新聞社に入社。編集局産業部、日経ベンチャー編集部(日経BP社)、日経文庫編集長などを経て、99年フリーランス・ジャーナリストに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

びわこっこ

22
今から、干支が一回りする昔に編集出版された、『クリスマス・エクスプレス』の頃を生きたすべての人々に、と前置きして著された、時代をとらえたCMの世界を築いた筆者が対談形式で語る。表紙の写真が牧瀬里穂さんであることに気づいたのは、私のつぶやきに反応してくださった、読友さんの言葉があったからだ。電通の執行役員である「三浦武彦」氏と、演出家でCMディレクター「早川和良」氏の対談を、昭和31年生まれの、ジャーナリスト「高嶋健夫」氏が編集するという「ザ!昭和」という時代を表した社会学の本だ。2022/12/25

GEN

3
CMプランナー三浦武彦氏とディレクター早川和良氏が、手がけたCMを対談形式で紹介するという1冊。目から鱗だったのが、「クリスマス・エクスプレス」CMの「クリスマスイブに恋人と会うのってステキでしょ?」というメッセージが、それまでの「クリスマスはお父さんが買ってきたケーキを家族で食べる日」という日本のクリスマス文化を変えたということ。歴史に残る、ではなく歴史を変えたCMだということか。付録として「エクスプレス」シリーズはじめライオンクリニカなど名作CMが収録されたDVDがついてます。これがもう最高なんです!2013/09/12

人生幸朗

1
当時のJR東海のCMはとにかく秀作揃いだった。一連の『エクスプレス』シリーズは、そのいずれもが、「時代の空気を動かす」ドラマであった。それらの制作意図や背景を知ることができる、貴重な記録である。付録に、代表作13本のCMを収めたDVDがついている。巻末で編者も述べているが、複雑を極める権利関係をクリアし、よくぞ発刊に至ったものだ。青春時代に見て涙した作品に約20年ぶりの邂逅の機会を得て、「昔のCMは公共の文化財なのだという認識」が広まることを願うばかりである。2009/05/05

ゆず

0
CMクリエイティブの真髄を見た。こういう作品こそもっと普及すべき。2010/01/31

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