内容説明
2008年のオリンピック開催で注目を集めている北京。この町ほどユネスコの世界遺産が集中している町は、世界にはない。中国の一地方都市にすぎなかった北京が中国の首都となっていった過程を克明に取材し、この町の魅力を探ってみた。
目次
第1章 中国の首都の誕生
第2章 中国政治を担った故宮
第3章 歴代王朝の防御ライン
第4章 時と暦と祭祀を支配
第5章 贅を尽くした皇帝の庭
第6章 歴代皇帝が眠る
第7章 中国現代史の足跡
第8章 北京の町を楽しむ
第9章 北京古寺巡礼
第10章 北京史を深める
第11章 旅の便利帳
著者等紹介
和田哲郎[ワダテツロウ]
日本経済新聞社入社後、編集局記者、日経ビジネス誌記者、日経新聞編集委員などを歴任。主としてエレクトロニクス産業などの取材に当たる。横浜市出身
荻野純一[オギノジュンイチ]
旅名人編集長
柳木昭信[ヤナギアキノブ]
自然写真家。アラスカ、ヨーロッパアルプスなど大自然をテーマに取材している
今井卓[イマイタカシ]
1977年千葉県生まれ。1997年にイギリス留学。帰国後、スタジオを経てM.S.PARK氏に師事。2004年にフリーランスとして独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まーくん
49
カラー写真も多く内容充実の旅行書。08年刊。図書館でパラパラと立ち読みしてたら、ある写真に目が留まり借りてきた。本書は案内を盧溝橋(マルコポーロ橋)から始めてるのだが、その写真には長い歴史を感じさせる摩耗した石畳の路面と立ち並ぶ獅子像が彫られた欄干が・・。はて?私は随分と昔の1983年にここ訪れたが、確か路面は舗装され軍のトラックが行き交い、獅子欄干脇の歩車道境には電柱が立ち並んでいた。あれは別の場所だったのか??1937年、この永定河にかかる美しい橋付近で発生した日中両軍の武力衝突が長い戦争の始まりに。2019/06/12
うな坊
0
いい本。2015/06/22