出版社内容情報
グローバル化した危機を乗り切る為、我々は備えるべき能力は何かという問いに1つのアイデアを提供する。
内容説明
本書は、グローバル化した危機を乗り切るために、我々が備えるべき能力とは何かという問いに、一つのアイデアを提供するものである。ここでは日本と米国の危機管理に大きな影響を与えた最近の事例を題材にして、それぞれの場面で何が問題だったのか、どう対処すれば被害を軽減できたのかを考えながら、緊急事態対応の仕組みと、それを支える情報のあり方を中心に探っていく。
目次
第1章 組織間連携が生死を分ける―尼崎脱線事故の教訓から(事故の経過;活かされた震災の経験と現場のプロ意識 ほか)
第2章 世界における危機管理の潮流―日本と米国を比較して(日本の危機管理の転換点一九九五年―阪神・淡路大震災と地下鉄サリン事件;日本の危機管理システムの現状 ほか)
第3章 ケーススタディ―三つのインシデントに見る情報共有の重要性(ノースリッジ地震―一九九四年カリフォルニア;同時多発テロ―二〇〇一年ニューヨーク ほか)
終わりに―日本を世界最先端の安心安全国家にするには(「大自然は意地悪である」;グローバル化とリスクの変化 ほか)
著者等紹介
山下徹[ヤマシタトオル]
株式会社NTTデータ代表取締役副社長執行役員。東京工業大学理工学部卒業後、日本電信電話公社に入社。NTTデータ通信株式会社(当時)分社以降、産業営業本部長、ビジネス開発事業本部長、経営企画部長などを歴任、2005年より現職。日本経団連高度情報通信人材育成部会長、情報サービス産業協会(JISA)副会長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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