内容説明
経路も運賃もパソコンで一発検索!という出張や旅行の援軍「駅すぱあと」開発の前には、簡易言語開発にかけて起業し、受託のシステム開発などに汗を流した男達の苦闘があった。これは「誰にでも使えるコンピューター」の夢を追い続けるソフトメーカーの、30年間にわたる物語である。
目次
第1部 生みの親より育ての親―「駅すぱあと」開発物語(「飲み代が浮く」分割定期機能で脚光;バブルがはじけ、時代のニーズをとらえる;JR奈良駅と近鉄奈良駅が一時間? ほか)
第2部 簡易言語に賭けた男たち―コンピューター新時代への挑戦(唐突だった、先輩からの転職話;COBOLへの移植効率化に成功;自主ソフトを引っ提げ、起業へ ほか)
第3部 座談会・武器はナビゲーションバリュー―新天地をめざす経営戦略(互換性の維持に四苦八苦;本業一途、土地や株には手を出さず;受託業務の利益を自社開発の元手に ほか)