内容説明
本書は、デジタル・コンバージェンスの中心的存在であるオンデマンド・テレビが生まれた背景をまず解説する。その上で、「オンデマンド・テレビの台頭によりメディア・ビジネスはどう変貌するのか」という問に対して、インフラというビジネスの下層レイヤーからの視点と、コンテンツやメディア・ビジネスという上層レイヤーの視点で、その本質を詳しく解き明かす。
目次
第1章 デジタル・コンバージェンスの衝撃(インターネットにテレビがつながる日;「オンデマンド」が現実のものに ほか)
第2章 デジタル・コンバージェンスの胎動(プロ野球に競馬、ニッポン放送…ライブドアの狙いは何か?;コンテンツ配信で優位に立ったライブドア ほか)
第3章 デジタル・コンバージェンスの本命―オンデマンド・テレビがもたらす新ビジネス(「パソコンで動画を見る」ことの限界;オンデマンド・テレビが持つ新しいビジネスの可能性 ほか)
第4章 デジタル・コンバージェンスのインフラ(電話から派生した放送;大衆相手広告のビジネスモデルが誕生 ほか)
第5章 デジタル・コンバージェンスのコンテンツ(コンテンツ市場は10兆円超;オンデマンド・テレビは設備投資なく参入可能 ほか)
著者等紹介
齋藤茂樹[サイトウシゲキ]
デジタルハリウッド大学院教授。東京大学経済学部卒業後、1985年民営化一期生としてNTTに入社。大企業向け通信ネットワークの販売・構築、料金・サービス契約約款のデザイン、認可業務等を担当、1994年退社。1997年、米国マサチューセッツ工科大学スローンスクールにてハイテクベンチャーの経営を学びMBA取得。その後、ネットスケープ・コミュニケーションズ入社、日本市場でのポータル・ビジネスを統括。株式会社デジタルガレージでは、公開期の中心メンバーで代表取締役として大手企業への戦略的インターネット・ソリューションを提供。現在は、デジタル・コンバージェンスを活動のテーマにデジタル・ネットワーク・アプライアンス株式会社、エス・アイ・ピー株式会社の取締役として活動。日本MITエンタープライズフォーラム理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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