内容説明
要請手術のためにアメリカから来日中の彼のことを偶然に知り、ひと目会いたいばかりに出かけた彼女は、氷雨ふる病院前で瀕死の事故に遭う。名医の彼に一命を救われた彼女はアメリカの病院へ連れられていく。そして全快祝いをかねてヨーロッパへ旅立つのだが…。美しく漂泊する愛と哀しみの航跡。
著者等紹介
潮見純子［シオミジュンコ］
本名・加藤和代。昭和１０年名古屋市に生れる。昭和２９年愛知県立旭ヶ丘高等学校卒業。昭和４３年詩人中江俊夫をアドバイザーに迎え名古屋で「うごく砂」に入会し詩作を始める。昭和５０年名古屋短詩形文学祭に入賞。昭和５５年同人誌「マチネ」名古屋：小説「石塁」２００枚発表。昭和６０年同人誌「北斗」名古屋：エッセイ、小説発表。平成元年同人誌「松柏」市川市：エッセイ、評論発表。１９９２年矢作新報に小説「ペット騒動がまん節」を連載。１９９６年詩誌「すてっぷ」京都：散文詩を多数発表。１９９７年同人誌「文芸復興」船橋市：小説「蛸のオペラ」発表。２００８年同人誌「北斗」１月号：建築家故黒川紀章氏への追悼文を寄稿。著書：１９８４年詩集「ひるがえる海風のマントのぷれりゅうど」私家版、１９９０年小説「風のるつぼ」（編集工房旅と湯と風）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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