内容説明
日本滞在の革命志士たちを軍部から守り、原敬の密命を帯びて革命の渦中に単身乗り込み、若き志士たちを指導して「先生」と敬われる。日本軍部の介入を排除したため執拗に命を狙われるも一尺二寸の仕込み杖一本で撃退。その波瀾の活躍と革命勢力の知られざる内側を描く。革命成功の裏に本堂平四郎警視がいた。
目次
支那班発足
来訪者達
本堂赤坂署長 張継を脱出させる
戦争商人を指導する
大陸潜行
危機迫る
再会
動乱状況報告第一報
革命軍指揮者を指導する
密使 伍廷芳の蹶起を促す
孫文の帰国
孫文 臨時大総統となる
中華民国誕生
海賊が馬賊を推す
資格なき刺客
革命答礼使問題
革命の太陽 上海に消える
著者等紹介
西川東洋［ニシカワトウヨウ］
昭和８年（１９３３年）東京浅草に生まれる。中央大学商学部中退。職歴など：埼玉県庁勤務、日本クレー射撃協会理事長秘書などを経て、昭和３３年（１９５８年）永和工業（株）、同４３年西川建設工業（株）を設立し松下木材、三井エンジニヤリング、東京カーテンオール、鹿島建設、安部工業、東光電気などの協力会社となる。同５８年ロード保障（株）に経営参画し道路公団発注業者の警備業務を請け負う。同６０年全愛会議大藤弘樹議長に請われ大藤事務所嘱託となり、台湾など各地の視察に同行。昭和６１年事故に遭い九死に一生を得たが会社経営の現役を引退。３年後通院により現役復帰を目指し現在に至る（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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