内容説明
堅琴にのせて歌うオルフェウスの歌は、野獣や地獄の住人ばかりか、山や森をも感動させたという。音楽くらい人種、言葉、宗教などの違いを越えて人の心を強く揺り動かすものはない。クラシック音楽の楽しみ方、「ハムレット」お薦めの３０曲、日本の愛唱歌などを多彩に紹介。
目次
１（「ハムレット」が好きな人のための音楽―文学的音楽案内；宇宙の音楽―吉田秀和の『私の音楽教室・ＬＰ三〇〇選』）
２（エレミアの哀歌―オルランドゥス・ラッスス；この人間的なるもの―クラウディオ・モンテヴェルディ ほか）
３（早春賦―吉丸一昌と中田章；朧月夜―高野辰之と岡野貞一 ほか）
４（宇野功芳女声合唱の世界―音楽の根源を聴かせる合唱の魅力；朝比奈隆を聴く―世界に誇る日本人指揮者 ほか）
著者等紹介
川島由夫［カワシマヨシオ］
１９４３（昭和１８）年、秋田県秋田市生まれ。大学（英米文学専攻）を卒業後、都立高校に勤務。１２年間教育管理職を務め、都立国際高等学校校長を最後に定年退職。現在はヒューマン国際大学機構学長。また大学の非常勤講師として学生を教えている。半世紀にわたって音楽を聴き続ける。昭和５０年、共同通信社の『ＦＭ ｆａｎ』懸賞作文において第一席となる。現在は新都民合唱団に所属。ブラームス協会会員。山を愛し４０年以上にわたって国内、海外の山を登り続け紀行文を書く。昭和５３年、『岳人』紀行賞受賞、『山と文学』（東京新聞出版局）に紀行が収録される。日本山岳会会員。棚田学会会員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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