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現代の形而上学 新古典派経済学の批判

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  • サイズ A5判/ページ数 399p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784861281488
  • NDC分類 331.74
  • Cコード C3033

内容説明

近代経済学の主流をなす「理論」の根元的批判。新古典派経済学は現代の形而上学である。この経済学の取り扱う諸概念、経済的カテゴリーは、現実の市場経済に対応したものではない。理論の個々の部分だけでなく理論の全体が現実の市場経済と無縁である。「市場主義」を支える理論をつぶさに検証。その内実の無意味性を鮮やかに論証した力作。

目次

第1章 新古典派理論の性格と本質
第2章 限界効用理論の批判
第3章 限界理論の批判―消費者行動の批判
第4章 限界理論の批判―生産理論の批判:生産者行動の批判
第5章 新古典派の市場分析―需要と供給による価格決定論の誤り:市場メカニズム、「需要と供給の作用」のとり違え
第6章 市場均衡の分析―一般均衡論の批判
補1 経済的諸カテゴリーの追求―素材的規定と形態規定
補2 市場メカニズムと価値法則
誤った「マルクスの基本定理」:数理経済学の誤謬―あとがきにかえて

著者等紹介

小澤勝徳[オザワカツノリ]
1954年岐阜県生まれ。1977年京都大学理学部卒業。現在、教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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