内容説明
人間生活の傍には豊かな海が広がっていた。遠く南の島に行かなければ、美しいサンゴ礁や熱帯魚はいないと思っていた。魚は勝手に増えて、いつでも欲すれば手に入るものだと思っていた―。水中ガイドとして15年の観察で見えてきた海の危機や変化。生き物たちのいのちと向き合う著者の色鮮やかな記録。
目次
1 すぐ足元に広がる自然
2 人の暮らしと海
3 生き物たちの暮らし
4 夜の海
5 鹿児島の海に暮らす生き物たち
6 海の変化
7 海から教わる
8 記憶に留めたい景色
著者等紹介
松田康司[マツダコウジ]
1986年生まれ。鹿児島市出身。潜水士として日本各地の海に潜り、主に生物調査や撮影を行う。その後、地元鹿児島の海で水中ガイドとして活動をするため、2007年(株)FabreダイビングショップSBを設立し、鹿児島湾と薩摩半島全域をベースに水中ガイドとして活動。昼夜を問わず海に潜り、海の神秘を追い続ける一方、NHKなどのテレビ番組の撮影や水中ガイドを数多く担当する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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