内容説明
貧しくとも懸命に生きた。戦前に生まれ、昭和、平成、令和を生きた著者の脳裏に刻まれているのは、道が砂利道だった頃の素朴な街並みや田園風景。その中で貧しくとも懸命に生きた。綴られた言葉の一つひとつが静かな共感を呼ぶ。
目次
1 ホタルはまだか
2 和行
3 秋の日の公園で
4 記憶の風景
5 よい夢を見た
6 今晩は、左近充です
7 直広
8 つゆ空の下で
9 晩秋の空
10 空飛ぶ珈琲カップ
11 小さなたのしみ
12 柿の種
13 紫陽花
14 昭和は遠くになりにけり
15 智観おばちゃんと焼酎
16 母の風景
17 父の香り
ほか四編 1 今を「生きる」
2 娘への手紙
3 遺影と孫
4 おーい雲よ
著者等紹介
鈴木成光[スズキセイミツ]
昭和16年1月24日、鹿児島県志布志市に生まれる。東海大学卒業後、中学校教諭になる。昭和38年、姶良郡横川中学校を振り出しに、県内各地の学校に勤務。平成13年、曽於郡有明中学校を最後に退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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