魚毒植物

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魚毒植物

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  • サイズ A5判/ページ数 181p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784861244698
  • NDC分類 384.36
  • Cコード C0039

内容説明

狩猟採集文化の最高峰、魚毒漁を追って。植物に含まれる有毒成分で魚を麻痺させる漁法は、かつて世界中で見られた。魚毒漁はいったいどのようなものであり、どの植物を使っていたのか。経験者への聞き取りや文献調査を基に、日本および世界の魚毒植物を探る。

目次

1章 魚毒漁とは(魚毒漁とは;世界の魚毒植物;アジア、太平洋地区での魚毒植物 ほか)
2章 日本本土の魚毒漁(毒もみの好きな署長さん;伝承の中の魚毒;魚毒漁の聞き書き ほか)
3章 琉球列島における魚毒漁(南島における植物利用;琉球列島の魚毒漁の特徴;琉球列島の多様な魚毒植物 ほか)
4章 琉球列島における魚毒漁に関する聞き取り
5章 魚毒に関する文献紹介

著者等紹介

盛口満[モリグチミツル]
1962年千葉県生まれ。千葉大学理学部生物学科卒。高校理科教諭、フリースクール講師を経て、沖縄大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MASA123

8
図書館の新刊本、すごい本に出合ってしまった。 1950年代まで続いていた日本の魚毒漁(植物の毒で魚を捕獲する)ついて書かれています。 魚毒漁の多くは、旱魃(かんばつ)で苦しむ時期に、村落の雨乞い儀式として執行されることが多く、この雨乞い儀式の記載がとくに印象に残った。 南の島の巫女の話を小説では読んだが、この学術書で、よりリアルにその様子が心に迫りました。 2022/06/22

やす

5
人間が植物の毒をどのように漁業に利用してきたか。 魚毒植物をこの本で初めて知った。基本的に強力すぎるから共同体として限定的に利用してきた。2023/02/24

四不人

5
「毒流し漁」はあんまり印象が良くなかったが、これを読むと印象が変わる。まさか類感呪術まで行き着くとは思わなかった。これが里山のような人為と自然の調和にあたるのかどうか、一概には言えないような気もするが、これほどまでに幅広く行われている風習だとは知らなかったなあ。2022/10/27

とりもり

2
ダイナマイトで魚を気絶させて一網打尽にする漁は知っていたが、毒を流すのは知らなかった。しかも全国的にそれが存在していたとは…。稚魚を含めて根絶やしにするため(と言っても毒性が弱いと仮死状態のようだが)、環境負荷が高く、1年の決められた日だけとか限定的に行われていたにもかかわらず、現在では禁止されたのもやむを得ない。それにしても、近代に入ってから伝統的な魚毒植物ではなく、猛毒の青酸カリを使っていた(しかもその証言者の多いこと…)というのが驚き。それだけ漁業資源が豊富だったということなんだろうけど。★★★☆☆2023/06/27

北区のまき

1
奈良時代から禁止令が何度も出ている植物毒を使った漁について。雨乞いの歴史的文化背景がと言っても川に毒流して魚一網打尽なんて、今後日本で復活する訳はない。まあ、楽して大漁したかったのだろうな。消えゆく技術をひっそりこの本でどうぞ。 毒の詳細な使用方法など載っているが、琉球の老人達の記憶凄い。2022/07/09

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