内容説明
著者は高知大学の黒潮圏海洋科学研究科教授。黒潮と人の関係を知るには不可欠の源流域の情報は皆無である。源流域のルソン島東北部沿岸には、海抜1500m級の脊梁山脈が縦走し、道はなく陸路での調査は不可能だ。ならば、と遂に命がけのシーカヤックでの調査を決行した。
目次
第1章 なぜ黒潮源流域へ?(黒潮三兄弟;八幡暁との出会い ほか)
第2章 第一次遠征(高知からマニラ経由でタバコへ;八幡到着 ほか)
第3章 第二次遠征に向けて(黒潮圏科学国際シンポジウム;タバコでのカヤック訓練 ほか)
第4章 第三次遠征(直前トラブル;第三次遠征開始 ほか)
著者等紹介
山岡耕作[ヤマオカコウサク]
1949年、京都市生れ。高知大学名誉教授。鹿児島大学水産学部卒。京都大学大学院時代に、東アフリカ・タンガニーカ湖に固有なカワスズメ科魚類藻類食者の多種共存機構の解明に取り組み、食性ではなく摂食行動の多様性の重要性を指摘した。高知大学農学部に就職後は、潜水調査によりマダイやチダイの稚魚期におけるなわばりを発見し、両種の共存機構および新たな人工種苗放流技術開発のための生態学的知見の蓄積に貢献した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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