内容説明
埋もれた郷土の小説家、芥川賞の候補にもなった古木鐵太郎を掘り起こす。鹿児島の地で始まった学術的研究「新薩摩学」。第11作は郷愁の文学者、古木鐵太郎の故郷・宮之城の自然と人間を描いた短篇12作品を一挙掲載する。
目次
第1部 古木鐵太郎をめぐって(家族の中の古木鐵太郎;郷愁の文学者・古木鐵太郎)
第2部 古木鐵太郎作品集(幼年時代;父の夢;姉;昔の人;廿前後;昔日;郁子;お藤さん;一瓢;少年;橋の上;路上)
古木鐵太郎文学散歩
著者等紹介
古閑章[コガアキラ]
1956(昭和31)年3月、熊本県生。熊本大学大学院文学研究科修了。鹿児島純心女子大学国際人間学部教授。国際文化研究センター所長。博士(文学)。専門:日本近代文学および鹿児島の近代文学。「読みの共振運動論」という文学理論。梶井基次郎・芥川龍之介・梅崎春生・海音寺潮五郎などに関する書き手論・作品論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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