内容説明
新聞の読者投稿をたぐって見えてきた人口減少時代の「幸福」とは。不運に見舞われても笑って生きる人々に学ぶ。
目次
1 オセロのように
2 精いっぱいの半分で
3 再生家族
4 風を感じて
5 光のありか
6 言葉を超えて
7 夕映えに踊れば
再訪編 七つの奇跡が語るもの
著者等紹介
福岡賢正[フクオカケンセイ]
1961年熊本県生まれ。京都大学農学部卒。83年毎日新聞社入社。久留米支局、福岡総局社会部、人吉通信部、福岡本部学芸課などを経て、現在は編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雲國斎
1
毎日新聞の書評がすごく良くて,図書館にお願いして借りて読む。期待を大きく裏切られた感が…。2013/03/01
ヘポイ
0
泣ける本だと聞いて読んだため、少々期待が外れてしまいました。 自分の境遇に幸せさを感じ、そんな感想をもった自分が人として間違っているのかと自問することに。私は寂しい人間なのかもしれない。タイトルの通り、幸せとは何なのかを考えさせられる本でした。 内容に不満はないのですが、編集の仕方に大いに問題がある。おそらく新聞に投稿された文章をぶつ切りに使って、間に近況や取材内容を挿入しているため、とてもテンポが悪いです。 最初に投稿された全文を載せればいいのに。 2014/01/19
SK
0
毎日新聞西部本社発行の読者投稿「女の気持ち」「男の気持ち」に文書を寄せた人たちの、その後を追いかけた本。600字という短い文章に凝縮された喜怒哀楽は誰もが経験する可能性があるものばかり。投稿者は当時どんな思いで気持ちをつづり、どう向き合い、どのようにして心の平安や生きる張り合いを獲得していったのか。虚しさや自暴自棄に陥る事なく人生を充実して生きるための、手がかりのありかみたいなものを提示してくれる本だと思う。2013/08/05
Great Eagle
0
GWの連休に読んでみました。毎日新聞の編集者が自ら取材した人々の苦労の中から幸せを見出す、そしてこれを自然に振る舞うことで、他の人々にお裾分けをしていく循環作用。何ともいえない素晴らしさです。 とはいえ実際の内容は、それはもう普通であれば考えられないような状況です。障害を持つ家族がいたり、思うような家庭生活が送れなかったり、病気の連続が折り重なったりとする中で、これらを受け入れ、昇華させていける人間の逞しさを何気ない生活の一コマとして描いて見せた本です。 ここに出てくる方々の飾らない人柄、まったく平凡の中2013/04/29
ひろぶー
0
世の中、人それぞれだと思う。 と、いう感想しか持てない自分がさみしい人間と思う。2021/03/08