内容説明
秩序、価値観、文化、宗教、民族、海洋や山岳、国境…。あらゆる境界を越えて見えてくる地平を探る。境界の交差する鹿児島からの発信。映画監督・小栗康平の鹿児島講演も収録。
目次
「南の島」のトランスナショナル性―島尾敏雄とハーマン・メルヴィルの比較研究序説
第1部 越境する地域(ヴェネツィアにおける外来者とマイノリティ―都市社会のなかのボーダー;出版にみる地方と中央―近世薩摩藩の場合;越えられる境界、越えられぬ境界―カナダ社会とアジア人移民;東南アジア華人社会における広東語―ベトナム・ホーチミンとマレーシア・クアラルンプールとの比較を通して)
第2部 地域のなかの多様性(『奄美の原爆乙女』、その後;グローバリゼーションと闘牛;地域防災と日常の地域活動―鹿児島県垂水市市木地区の事例をもとに;集落共同納骨堂の創設―奄美大島宇検村の事例から)
第3部 地域文化をどう伝えるか―境域性と多様性の鹿児島(基調講演「映像作品の可能性」)
著者等紹介
竹内勝徳[タケウチカツノリ]
1960年生。鹿児島大学法文学部教授
藤内哲也[トウナイテツヤ]
1970年生。鹿児島大学法文学部准教授
西村明[ニシムラアキラ]
1973年生。鹿児島大学法文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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