内容説明
沖縄の東海上350キロに南大東島は浮かぶ。無人島のこの島に八丈島移民の開拓が始まったのは1900年。いま1300余人が暮らす。絶海の海洋島ゆえ、他所では見られぬ固有の動植物も数多い。
目次
口絵 南大東島の海の魅力
プロローグ 「南大東島」のなりたち、魅力、未来
第1部 南大東島の歴史と文化(製糖業―シュガーアイランド、南大東の開発と景観;漁業―基幹産業への昇格をめざして;言語景観―南大東島ことばが作り上げる言語景観 ほか)
第2部 南大東島の自然(湿地の生物―南大東島の湿地周りの生物;コウモリ―絶海の孤島に生きるコウモリ;植物―後世に残すべき南大東島の貴重な植物 ほか)
第3部 南大東島の遊び方
著者等紹介
中井精一[ナカイセイイチ]
1962年、奈良県生まれ。大阪外国語大学大学院修了。富山大学人文学部准教授。専門は、日本語学、社会言語学
東和明[ヒガシカズアキ]
1961年、東京都生まれ。和光大学経済学部卒業。東京で映像関係の仕事を経て、1999年、母親が生まれ育った南大東島に移住。建設作業、給食調理に従事。2002年より南大東・島まるごと館の管理運営に携わる。現在、島まるごと館副館長。NPO法人南大東島Dongosabows(ドンゴサボウズ)理事
ロング,ダニエル[ロング,ダニエル][Long,Daniel]
1963年、アメリカ合衆国テネシー州生まれ。大阪大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。現在首都大学東京人文科学研究科准教授。専門は社会言語学、言語接触論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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