内容説明
家庭から老人が消え、儀式がなくなり、家事の外注化が進んでいる。子育てすら社会支援の旗印のもとに外注される今、子どもの心は誰が、何が育んでくれるのか。「いい子」シリーズで子育ての根本を問い続けてきた著者が、見せかけでもお仕着せでもない、心の子育てを提言する。
目次
はじめに 小説『バトル・ロワイヤル』の衝撃
序章 モノ化した「心」
第1章 変貌する家族
第2章 子ども虐待の語るもの
第3章 心は心で育つ
第4章 自然の復権
第5章 子どもの群れの再生
終章 子どもの心が救われるために
おわりに 「当たり前」を見つめ直して
著者等紹介
前原寛[マエハラヒロシ]
1958年生まれ。鹿児島県横川町在住。東京大学文学部心理学専修課程卒業。1983年より安良(やすら)保育園に勤務。1987年より園長、現在に至る。光明寺住職。そのほか、第一幼児教育短期大学等で講師を務める。1987年1月より1999年3月まで横川町教育委員
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