感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
志村真幸
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著者は鹿児島の高校教諭や、鹿児島県立図書館の奄美分館長などを務めた人物。 本書は、1981-82年に「南海日日新聞」に連載された全46回が収められている。 蘇鉄にまつわるあれこれを、奄美と沖縄と鹿児島を中心に紹介したもので、名前の由来、あちこちの古木、食用にしてきた歴史、加工にたいへん手間がかかること、薩摩による奄美支配と蘇鉄の関係など、多様な切り口がなされている。 それぞれに蘊蓄としてはおもしろいが、ただまとめただけという印象も強い。もう少し突っ込んだ分析や系統だった整理がほしかった。2022/12/19
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
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○…この本にちょくちょく出てくる「蘇鉄地獄」。この背景を知ると胸が詰まる思いです。2009/07/30