内容説明
老練な元外交官が、大動乱の兆しを見せる世界の現実を冷厳な目で捉え、今後の日本外交のあるべき姿と独創的な安全保障戦略を論じた注目の書き下ろし!!
目次
第1部 激変する世界(「トランプ・ショック」の衝撃波;英国の欧州連合(EU)離脱とヨーロッパの将来
転機に来た中国
アジアに目を向けるロシア
北朝鮮の将来
「イスラーム国」(IS)の崩壊と中東激変の予兆)
第2部 外交の復権(「トランプ・ショック」で変容する世界の中の日本;日本外交批判)
第3部 自立した日本外交と安全保障戦略(21世紀の日本の安全を守る選択肢;日本の防衛政策の転換;二国間外交による安全保障;アジェンダ設定による安全保障;トランプを切り札にした日本の自立)
著者等紹介
英正道[ハナブサマサミチ]
1933年、東京生まれ。慶応義塾大学卒業後、1958年に外務省に入り、経済協力局長、外務報道官、ニューヨーク総領事、駐イタリア大使等を務め、1997年に退官した。鹿島建設常任顧問の傍ら、日本英語交流連盟、日本ヴェルディ協会の設立に尽力し、加えてアジア・欧州財団、ソニー教育財団、文化財保護・芸術研究助成財団、日伊音楽協会などの非営利活動を積極的に行って来た。2000年以来、日本英語交流連盟のサイトに設けられたコラム「日本人の意見」で、志を共にする多くの有識者と、英語で日本人の意見を世界に向け積極的に発信して来た(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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