内容説明
真言密教を開いた偉大な宗教家、唐の先進文化の紹介者、書の天才、優れた教育者、そして詩人でもあった空海。―豊かな才能と感性をもった空海の生き方が、時空を超えて、いまでも私たちを魅了してやまない。一方で空海は、「四国お遍路みち」で知られるように、人々の心にいつも寄り添い、親しまれてきた「お大師さん」でもある。そんな空海の魅力、そして、いまを生きる私たちに伝えてくれたものを、多彩な執筆者たちによって読み解いたムック本！！
目次
「仏に還る」―修行者・空海の旅路
「同行二人の旅」土佐の名刹「竹林寺」と四国霊場巡り
「私の旅」
『般若心経』の読み方
「書聖」ということ―空海の書
「仏教と芸術のふれあい」―清荒神清澄寺と『鉄斎美術館』
「弘法大師に学ぶ心の健康」
浮世絵に見る川崎の街とお大師さま
「祈りの美」―仏画の見方と鑑賞
「俳句を楽しむ」奇跡の銀杏―川崎大師との句縁
「座談会」お大師さん今昔―戦前・戦後の川崎大師
