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目次
エッセイ「ぼくのこよみ」
春(土の中の話;上にいるお父さんへ ほか)
夏(水底の記憶;はじまるよ ほか)
秋(小鳥も秋の手紙;郊外電車 ほか)
冬(初雪は北風の赤ちゃん;船の子のクリスマス ほか)
著者等紹介
谷内六郎[タニウチロクロウ]
1921~1981。1955年第一回文藝春秋漫画賞を受賞。『谷内六郎画集』を文藝春秋新社より刊行。翌56年『週刊新潮』創刊号より表紙絵を描く。この年初の個展を開催する。1962年、作詞を手掛けたレコード『遠い日の歌』が第十七回芸術祭奨励賞を受賞。1965年『週刊新潮』五〇〇号記念展開催。油彩画、エッセー、装丁、絵本、童話など多彩な制作活動の傍ら、福祉活動にも力を注ぐ。亡くなるまで休まずに制作された『週刊新潮』の表紙絵は一三〇〇余点に及び、没後、1995年4月~97年3月まで再び表紙を飾る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サラダボウル
13
"昭和30年の寒い暮の日、新潮社の人が今度出る週刊誌の表紙を描いてみないかと来られ、ビックリ致しました。〜荒川の土手で終日ポンポン船を見て安静にしながら考え続けました(略あり)" 本の表紙は「かもめをとるつもり」"幼児期は無限大の広がりと飛躍がありまして" 見ると恐らく祖父の年に近い。幼い日に、多摩川の渡しを牛と一緒に乗って対岸の村に使いに行ったことがあると書いてある。本の佇まいは、懐かしく、可笑しく、温かい。解説は北杜夫。2023/07/16
tama
6
図書館本 09年の本なのに借りてる人がいて待たされたし、次の予約まで入ったという不思議な状態。「遠い日の絵本」に次ぐ私にとっての第2弾だが、前のに比べて風景画的視点が多くなってるような。春のステージ、トウフ屋、夕焼け・夜店、湯気の夢が好き。覚えている豆腐屋はリヤカー引いてラッパ吹いてきたなあ。北海道の学校映画は体育館で、だった。水上生活してる友達の家のクリスマス素敵!ツリーも建てるんだね!私がファンだった北杜夫さんが後書き書いてるが、誤認してるのが2つあった。編集部、北さんに未確認でそのまま載せた!?2021/11/09
遠い日
5
ずっと両親が週刊新潮をとっていたので、幼い頃のわたしには一週間に一度のお楽しみとして谷内六郎さんの絵と対面していました。町の本屋さんがバイクで配達しにきてくれていました。かわいらしく美しい谷内六郎さんの絵は、それでもどこか虚ろな幻想が、子ども心に畏れとも言えないほどの畏れを抱かせるものでもありました。表紙を見ながら、いろんな空想をしたものです。2021/11/22
マーク
3
32 週刊新潮表紙の画家。味わい深い。昔の良き日本。思っていたよりシュール。 2021/03/08
Y
0
★★★★☆2021/06/06