鯨捕りよ、語れ!

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鯨捕りよ、語れ!

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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861190896
  • NDC分類 664.9
  • Cコード C0095

内容説明

大捕鯨時代が終わろうとする1980年1月、C・Wニコルは日本の捕鯨船で南氷洋へ赴いた。ベストセラー歴史小説『勇魚』(鯨の古名)はこの時、船上で完成した。作家としての原点となった三ヶ月に及ぶ鯨捕りの男たちとの生活を綴った小説風ノンフィクションの力作。

目次

家族から遠く離れて
初めての大作と格闘する日々
巨大野生生物を仕留める壮大なドラマ
クジラをめぐって様々な人との出会い
再び大型クジラが捕れる日
全盛期のクジラ捕りたちは…
紡ぎだされる海の男の物語
心痛む日本でのイルカの殺し方
いつも感銘を受けた解体作業
帰路、地獄の嵐に遭う
小説「勇魚」の完成と帰国後の日本
いま、クジラについて考えること

著者等紹介

ニコル,C.W.[ニコル,C.W.]
1940年英国の南ウェールズ生まれ。17歳でカナダに渡り北極地域の野生生物調査を行って以降、カナダ政府の漁業調査委員会技官、環境保護局緊急係官として十数回にわたって北極地域を調査。62年、空手修業のために初来日。80年に長野県の黒姫に居を構える。95年、日本国籍を取得。作家として活躍する一方、テレビ出演や講演などを通じて環境問題に積極的に発言しつづけてきた。2002年5月、「財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団」を設立し、理事長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こぺたろう

9
はじめてのニコル氏。「勇魚」を読む前に、本書を読了。捕鯨に対する主張が明確で、苦労話も含め軽快に読めました。一方で、沿岸捕鯨に否定的だったのは意外。もう亡くなってますが、本書以降もその考え方は変わらなかったのかな。氏の考え方に、引き続き触れていきたい。2021/06/26

ma_non_troppo

3
「日本人とクジラ」で学んだ(ある種学術的な)知識と知識の溝を、タンジブルに補完してくれた。イギリス出身の著者が実際に日本の調査捕鯨船団に同行したときの様子がリアルに事細かに書かれているし、捕鯨の瞬間や解体の様子、捕鯨を職業としていた人々の肉声を感じることもできる。ヨーロッパの人々と日本人の捕鯨に対する認識の決定的な相違点も挙げられており、著者いわく、それは民族的な動物史観のちがいに端を発しているとのことだった。2011/02/28

悸村成一

1
主に1980年、南氷洋における日本の調査捕鯨船団に乗り組んだ話。図書館本。1172018/08/22

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