内容説明
先々で出会った個性あふれる職人たち、驚きの美味・珍味、そして何よりも感動を巧みに伝える比類なき「旅の語り部」。その該博な知識・蘊蓄はいつも読み手・聴き手をうならせてきた…。享年７４。旅に明け暮れたナベさんの人生「最終章」。
目次
１ なぜ人は旅に出るのだろう（三十数年の旅人生から；うんちく観光 ほか）
２ 「遠くへ行きたい」三十四年の雑学ノート（おばあちゃんは糸引き名人；藍を育む吉野川流域 ほか）
３ 旅で見つけた驚きの美味、珍味（旅の味；タコしゃぶの発祥地は宗谷 ほか）
４ 今日もまた街歩き（居酒屋；そば屋の酒 ほか）
著者等紹介
渡辺文雄［ワタナベフミオ］
昭和４年東京神田に生まれる。２９年東京大学経済学部卒業後、電通に入社。３１年松竹で映画デビューし、その後大島渚氏らの「創造社」に参加して、「日本の夜と霧」「少年」などに出演。「創造社」解散後は俳優業の傍ら、ＴＶの「遠くへ行きたい」などのレポーターとして活躍。平成１３年から岐阜県の「飛騨・世界生活文化センター」館長を務めていた。平成１６年歿
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