内容説明
日本人は空腹と失業に苦しんでいた。戦勝に酔うアメリカ人は日本の民政に関心など全くなく、日本人との対等な同盟など考えられなかった。しかし、デッカー司令官は、「第二の開国」に目覚める日本のため、横須賀に「民主主義」のモデル都市を見事に作りあげてみせ、真の日米の親善・友好も萌芽させたのだ。敗戦の日本に「民主主義」を導いた米海軍司令官の回想。
目次
横須賀海軍基地占領
日本人は信頼できる
民主主義への扉を開かせた
家族を呼び寄せる
横須賀復興に着手
米海軍基地の整備・復興
日本国を繁栄に導くマッカーサー
日々の出来事
京都、四国、広島、長野を巡る
横須賀のフリーメーソン
臨んだ基地司令官の任期延長
さくらの宴にマッカーサー夫人を招く
大佐から少将へ昇進
エドウィーナ、カリフォルニアに里帰り
マッカーサーの海軍
米軍最高首脳に横須賀基地の重要性を納得させる
朝鮮戦争始まる中で「サヨナラ」
著者等紹介
デッカー,ベントン・ウィーバー[デッカー,ベントンウィーバー][Decker,Benton Weaver]
1899.7.20~1983.12.26。デラウエア州ウイルミントン生。米海軍横須賀基地司令官・少将1946.4.10~1950.6.30(4年2ヵ月)
デッカー,エドウィーナ・ネイラー[デッカー,エドウィーナネイラー][Decker,Edwina Naylor]
1901.7.9~1998.7.2。カリフォルニア州サンディエゴ生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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